4月29日(土)の福岡スペシャルデーに注目!「PFF in 福岡」開催迫る

映画祭ニュース

4月28日(金)より開催となる「第38回PFF in 福岡」

3日間で全22作品を上映する福岡開催ですが、2日目の4月29日(土)は、福岡ゆかりの作品ばかりを集めた「福岡スペシャルデー」です。

11時からの回の『おーい、大石』は、福岡県出身の菊沢将憲監督の作品。
かつて劇団「空間再生事業 劇団GIGA」の主宰として福岡で活躍されていた菊沢監督が地元に凱旋します。
上映後には、菊沢監督と主演の大石貴也さんが来場予定。

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『おーい、大石』菊沢将憲監督


続く14時からの回は、同じく福岡県出身の渡邉聡監督による『限界突破応援団』を上映。
渡邉監督は、東京に住まいを移し、映画映像の仕事に携さわっています。現在放送中のドラマ「ボク、運命の人です。」で助監督として活躍中とのこと。
渡邉監督に代わり、地元のキャスト・スタッフのかたがたの来場が予定されていますので、発表をお待ちください。

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『限界突破応援団』渡邉聡監督


『限界突破応援団』と同時上映の『傀儡』(松本千晶監督)は、長崎県大村市の山中で撮影された作品。
オープニングのドローンによる空撮の迫力は、審査員たちの話題にもなっていた見どころのひとつ。
ぜひシネラの大スクリーンでご堪能ください。

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『傀儡』松本千晶監督


17時からは「8ミリ・マッドネス!!」の2作品を上映します。

『1/880000の孤独』は、博多っ子、石井聰亙(岳龍)監督の極く初期の作品です。
先日KBCシネマでも上映された『狂い咲きサンダーロード』が80年の撮影当時のネガフィルムを修復・デジタル化しての上映でしたので、77年製作の『1/880000の孤独』は、まさに石井監督の原点ともいえる作品です。めったにみることのできない秘蔵作品ですので、是非このチャンスに!

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『1/880000の孤独』石井聰亙(岳龍)監督


同時上映の『東京白菜関K者』は、緒方明監督(佐賀県出身)の81年PFF入選作。
主人公の白菜男を演じるのは、昨年大ヒットした『シン・ゴジラ』の特技監督をつとめ、日本の特撮界の第一人者である尾上克郎さん。ちなみに、『シン・ゴジラ』には、緒方明監督も総勢328名の豪華キャストの1人として、海洋生物学者役で出演しています。

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『東京白菜関K者』緒方明監督

なんと、この「8ミリ・マッドネス!!」プログラムは世界巡回しているプログラムですので、英語字幕がついていることにもご注目ください。

そのほか、カンヌ国際映画祭のシネフォンダシオン部門に出品が話題の『溶ける』(井樫彩監督)や、台湾・高雄市のPFF特集でも上映されている『花に嵐』(岩切一空監督)、現在、内山拓也監督が香港国際映画祭に参加中の『ヴァニタス』など、海外からも注目を浴びているPFFアワード2016の作品を一挙上映します。

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祝・カンヌ国際映画祭 出品決定!『溶ける』井樫彩監督


会場では、ゲストの上映後トークに加え、ロビーでもゲストとの交流の時間もつくりたいと思います。
また、来場いただいた皆様の投票により決定する、福岡会場のグランプリ「福岡賞」の投票も実施します。ぜひご参加ください!


第38回PFF in 福岡
4月28日(金)~30日(日)
福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ
【公式サイト】