一般社団法人PFF Overview

一般社団法人PFFとは

「ぴあフィルムフェスティバル」は、ぴあ株式会社の一部門として1977年に第1回がスタートし、「PFFアワード」「PFFスカラシップ」など活動の幅を広げてまいりました。そして、これらの活動をより公共的な事業としてさらに多くの方々の参画を募り、官民を含めた社会全体でPFF事業の継続と発展を支えることのできる環境を作るため、2017年4月に、ぴあ株式会社、株式会社ホリプロ、日活株式会社のPFFオフィシャルパートナー3社が中心となり、「一般社団法人PFF」が設立されました。

一般社団法人PFFは、「映画の新しい才能の発見と育成に係る事業を通して、映像文化の発展に寄与すること」を目的として掲げております。新しい才能を紹介する映画祭「ぴあフィルムフェスティバル」の開催、新しい才能の発見をテーマとした「PFFアワード」の授賞、そして新しい才能の育成を目指した「PFFスカラシップ」による新作映画の製作と公開、さらに新事業として「大島渚賞」の創設などの事業を通して、映画の新しい環境作りを担ってまいります。なお、ぴあ株式会社からは、PFFを将来にわたって安定的に運営していくことを目的とした10億円の基金の拠出を受けております。

理事長挨拶

一般財団法人PFF理事長 矢内 廣 一般社団法人PFF
理事長 矢内 廣

 1977年、東映大泉撮影所をお借りして開催した「第一回ぴあ展」の中で、雑誌「ぴあ」を通じて公募した自主製作映画をスタッフが審査し、オールナイトで上映したのが「ぴあフィルムフェスティバル」のスタートでした。この第1回では77本の応募があり12本が上映されました。翌年からは「自主製作映画展」として独立開催し、以来40回を超える開催と、その活動を続けてくることができました。多くの皆様のこれまでのお力添えに対し、心より御礼を申し上げます。

お陰さまで、PFF出身でプロとして活躍する映画監督も、今や100人をはるかに超えるまでになりましたが、長い将来を見据え、今後はぴあ株式会社の一事業ではなく広く社会全体でこの活動の継続と発展を支えられる環境を整えるべきとの考えのもと、賛同をいただいたPFFオフィシャルパートナー、特別賛助会員、賛助会員及び協賛社の皆さまのご支援のもと、「一般社団法人PFF」を設立いたしました。

映画をめぐる環境は大きく変化し、PFFをスタートした時には思いもよらなかった世界が、私たちの目の前に広がっています。今では信じられないことですが、当時はシネコンもミニシアターという言葉もなく、DVDもBDも衛星放送もありませんでした。インターネットを通して映像を見ることなどほとんどSFの世界の出来事でした。映画を作り、見る環境はまったく新しくなり、私たちには多様な選択が可能になっています。

社団法人化されたPFFでは、こうした環境を活かし、これまでの入選作品をデジタル保存する「PFFデジタルアーカイブ」や、ネット上での上映イベント「オンライン映画祭」など、新たな取り組みも進めております。また、世界に羽ばたく若い映画監督の<飛躍>を後押しする映画賞「大島渚賞」を新設し、2020年3月に第1回の授賞式を行うことができました。

最後になりましたが、一般社団法人PFFの趣旨にご理解をいただき、またぴあフィルムフェスティバルの開催にご支援、ご協賛いただいております企業の皆様をはじめ、その活動を支えてくださったすべての関係者の皆様に、この場をお借りいたしまして、重ねて深く御礼申し上げます。

事業概要

活動

「ぴあフィルムフェスティバル」の開催

「ぴあフィルムフェスティバル」の開催

「ぴあフィルムフェスティバル」は、「映画の新しい才能の発見」をテーマに1977年にスタートした映画祭です。
観る機会の少なかったインディペンデント映画の面白さを広く伝えることを目的として、世界でも珍しい自主映画のコンペティションである「PFFアワード」と、若い映画監督に刺激となるような国内外の多彩な映画のプログラム「招待作品部門」など、映画祭ならではの企画を続け、若い映画の作り手やファンが集う場所となっています。

「PFFアワード」の受賞

「PFFアワード」の授賞

募集時より1年以内に完成した自主映画であれば、年齢、性別、国籍、上映時間、ジャンルなどを問わず、すべてが自由な自主映画のコンペティションです。
応募作品は4ヵ月に及ぶ厳正な審査を経て入選作品が決まります。入選作品は「ぴあフィルムフェスティバル」で上映され、その中からグランプリ他の各賞が授与されます。41回の開催までに、22,878作品が応募され、685作品が入選しています。入選者の中からは、プロの映画監督として活躍する人たちが140人を超え、若く新しい才能の登竜門として広く認知されるようになりました。

「PFFスカラシップ」の実施

「PFFスカラシップ」の実施

PFFが制作から公開までをトータルプロデュースする長編映画製作援助システムです。
毎年のPFFアワード受賞者を対象に、自分たちの作りたい映画企画の提出を受け、選考を経て1人が選ばれます。PFFスカラシップ獲得者は、スカラシップ専任プロデューサーとマンツーマンの体制でじっくり時間をかけて、企画開発から公開までの映画の全プロセスを体験します。2019年までに製作された「PFFスカラシップ」作品は24本になります。

「大島渚賞」の授賞

「大島渚賞」の授賞

「大島渚賞」は、2019年度に創設した新たな映画賞です。
日本で活躍する劇場公開作3本程度までの監督を対象に、映画の未来を拓き、世界へ羽ばたこうとする、若くて新しい才能に対して贈られます。かつて、大島渚監督が高い志を持って世界に挑戦していったように、それに続く次世代の監督を期待と称賛を込めて顕彰します。

「オンラインPFF」の企画運営

「オンラインPFF」の企画運営

ネット環境を活用し、過去の「PFFアワード」入選作品を始め、多くの自主映画に劇場公開に止まらない一般公開の道を拓きます。また「オンライン映画祭」などの開催を通し、より多くの方に自主映画に触れる機会を提供していきます。

「PFFデジタルアーカイブ」の推進

「PFFデジタルアーカイブ」の推進

「自主映画」という日本独自の映画文化を保存し次世代に伝えるために、過去の「PFFアワード」入選作品をデジタル化します。現在、600本を超える入選作品の約半数となるビデオ作品のデジタル化を終了し、フィルム作品としては、2016年にベルリン国際映画祭、香港国際映画祭との共同プロジェクトによる『8ミリ・マッドネス〜自主映画パンク時代〜』での8mm11作品のデジタル化に着手したのをはじめ、今後は8ミリフィルム作品のデジタル化を進めます。

理事・監事

理事長 矢内 廣
副理事長 堀 義貴
常務理事 眞子祐一
理事 山本敏博/矢嶋弘毅/木戸文夫/荒木啓子/石川 毅
名誉理事 林 和男
監事 能勢正幸

会員一覧
(2020年7月現在)

基本情報

名称 一般社団法人PFF
住所 〒150-0011
東京都渋谷区東1-2-20 渋谷ファーストタワー
地図
お問い合わせ info@pff.or.jp