アルドリッチ!アルドリッチ!9/24もアルドリッチ!
なんだか高まるアルドリッチフィーバーに押されてあたふたジタバタなまま明日はPFFのチケット発売です。実はまだ海外からの上映素材が届かず冷や汗なのですが(字幕担当者さんごめんなさい!)「国立映画アーカイブでの各作品上映600席のキャパシティでは足りないかも・・」という不安を解決するいちにちが実現しましたので、急遽お知らせです。
シネマヴェーラ渋谷で特別企画が決定しました!
9月24日・祝日。PFFに継続するかたちで『ビッグ・リーガー』『キッスで殺せ』『悪徳』『攻撃』『ふるえて眠れ』一挙5作品上映が実現します。
本企画は「ハリウッド映画史講義特集」へのプレリュード ロバート・アルドリッチの世界 と題し、蓮實重彦さんのトークつきの上映回も!
こちらの前売券は9月1日から劇場窓口で発売です。詳細は劇場HPをご覧ください。
【シネマヴェーラ渋谷】
★チケットぴあでの前売りはありません。また、国立映画アーカイブ会場でのアルドリッチ回チケットは使用できません。ご注意ください。
これで今回、海外から取り寄せるアルドリッチ作品の上映は、シネマヴェーラを含め3回となりました。是非この機会にスクリーンでアルドリッチを体験してください。
は~。あんまりアルドリッチのことを考えていたので、いろんなところでアルドリッチを感じています。やっとみることのできた3本、PTA『ファントム・スレッド』も、若松プロの若き日を描いた『止められるか!俺たちを』も、瀬々監督の『菊とギロチン』も、全部アルドリッチがいる!やっぱりどれも傑作!
そして監督作品だけでなく、アルドリッチの助監督時代の作品をみたくなり、調べていました。その過程で「あ!これを今月のTSUTAYA渋谷店PFFコーナーの特集にしよう!」と決めました。
PFFでは、渋谷TSUTAYAの4FにPFFコーナーを設けています。隔月で<いま映画を志す人にみてもらいたい映画>を紹介している「映画の師は映画」というコンセプトのコーナーです。たくさんみて、たくさん盗もう!というコーナーとも言えましょう。
そして「助監督を経て監督に」というのは、職業としての映画監督がはっきりしていた20世紀には主流だった"監督への道"です。が、映画スタジオによる映画監督雇用制度の崩壊とともに変化をはじめ、自主映画が台頭していきます。
しかし、助監督体験により学べることは、多分限りなく大きい。
今回、第40回PFFの招待作品部門の3企画「女も男もカッコいい!今こそアルドリッチ」、「PFFスペシャル講座・映画のコツ」、「追悼・たむらまさきを語り尽くす」に登場する監督で、助監督経験者はロバート・アルドリッチ、青山真治、諏訪敦彦の3監督でした。あ、アルドリッチ回のトークをお願いした黒沢清監督も加えさせていただくと4監督。
この4名がどんな作品に参加なすったのか、を中心に置きながら、今月末から2か月展開するPFFコーナーをどうぞお楽しみに!