第40回ぴあフィルムフェスティバル
会期/2018年9月8日(土)~22日(土) *月曜休館 会場/国立映画アーカイブ

上映作品

招待作品部門
緊急企画
追悼 たむらまさきを語り尽くす

小川プロダクションの伝説のカメラマンとして、黒木和雄の名カメラマンとして、ドキュメンタリーと劇映画の自在で自由な眼として、憧れの存在であり続けた田村正毅。5月の逝去の報に緊急追悼企画をおこないます。

たむらまさき(田村正毅)Masaki Tamura

1939年生まれ、青森県出身。撮影監督。『日本解放戦線・三里塚の夏』(68年/小川紳介監督)でデビュー。劇映画では黒木和雄、柳町光男、青山真治監督らと多く組む。ほかに、相米慎二、石井聰亙(岳龍)、伊丹十三、佐藤 眞、林 海象監督らと、90年代は諏訪敦彦、河瀨直美、鈴木卓爾監督ら新人のデビュー作品の撮影に多く参加。75歳での監督デビュー作『ドライブイン蒲生』(14年)がある。

Part19月8日(土) 12:15~ 小ホール / Part29月8日(土) 15:00~ 小ホール

じっくり語ろう、たむらさんのこと。青山真治+仙頭武則 Part 1&2

90年代に、新人監督と組ませる4作品から始まり7作品を共にした仙頭武則と、10作品を創り上げた青山真治が、青山&たむらコンビを決定付けた『Helpless』と『EUREKA』上映後、たむらまさきを、映画の撮影を語り尽くす連続講座。このふたりだからこそ知る具体的な撮影のエピソードや技術のみならず、映画の「画」への新たな視界や、「映画」の新たな光明もみえるかもしれない予感のふたつの時間だ。

◎ ゲストプロフィール

青山真治

Shinji Aoyama

1964年生まれ、福岡県出身。00年、『EUREKA』がカンヌ映画祭で2冠に輝き、同作品の小説版で三島由紀夫賞を受賞。主な作品に『月の砂漠』(01年)、『サッド ヴァケイション』(07年)、『共喰い』(13年)など。

仙頭武則

Takenori Sento

1961年生まれ、神奈川県出身。プロデューサーとして50作以上を手がけ、国際映画祭等での受賞は100を越える。主なプロデュース作品に『この窓は君のもの』(95年)、『女優霊』(96年)、『萌の朱雀』(97年)、『リング』(98年)『M/other』(99年)、『EUREKA』(00年)、『独立少年合唱団』(00年) 、『美しい夏キリシマ』(02年)、『接吻』(08年)など。16年には青山真治監督と『はるねこ』を共同プロデュース。名古屋学芸大学教授。

◎ Part1 参考上映作品

  • 『Helpless』
    1996年/カラー/80分/35mm
    監督:青山真治 出演:浅野忠信、辻 香緒里、光石 研

◎ Part2 参考上映作品

  • © 2001 J‐WORKS FILM INITIATIVE (電通+IMAGICA+WOWOW+東京テアトル)
    『EUREKA』
    2001年/白黒/217分/35mm
    監督:青山真治 出演:役所広司、宮崎あおい、斉藤陽一郎
9月9日(日) 16:00~ 小ホール

挑戦者たちよ!柳町光男とたむらまさきに空族が迫る

たむら撮影で劇映画『さらば愛しき大地』『火まつり』、ドキュメンタリー『旅するパオジャンフー』の3傑作を生んだ柳町光男監督。その現場での試みを、柳町監督を敬愛してやまない空族の富田克也、相澤虎之助の2氏が聞く。自らカメラを回すこともある空族からの問いは、いま、映画への挑戦を続ける次世代への励ましと刺激をもたらす予感が。また『さらば愛しき大地』は根津甚八追悼でもある。

◎ ゲストプロフィール

柳町光男

Mitsuo Yanagimachi

茨城県生まれ。自らの製作会社「プロダクション群狼」による、第1作『ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR』(76年)が評判となり全国公開される。他作品に『十九歳の地図』(79年)、『愛について、東京』(93年)、『カミュなんて知らない』(05年)など。

富田克也(空族)

katsuya Tomita

1972年生まれ、山梨県出身。映像制作集団「空族」を結成後、『国道20号線』(07年)を発表。主な作品に、ナント三大陸映画祭グランプリ受賞の『サウダーヂ』(11年)、ロカルノ国際映画祭若手審査員・最優秀作品賞受賞の『バンコクナイツ』(17年)など。

相澤虎之助(空族)

Toranosuke Aizawa

1974年生まれ、埼玉県出身。95年、『JUDGE NOT』でPFF入選。早稲田大学シネマ研究会を経て、空族に参加。空族結成以来、富田監督作品の共同脚本を務めている。監督最新作は、東南アジア三部作の第2弾、『バビロン2-THE OZAWA-』(12年)。

◎ 参考上映作品

  • 『さらば愛しき大地』
    1982年/カラー/完成時の134分版(公開時は130分版)/35mm
    監督:柳町光男 出演:根津甚八、秋吉久美子、矢吹二朗
9月16日(日) 13:45~ 小ホール

山中瑶子監督が諏訪敦彦監督に聞く、たむらさんのこと

デビュー作を共にしたことで、自身のその後の映画へのアプローチに大いなる啓示を得たという諏訪敦彦監督が、<脚本のない>デビュー映画『2/デュオ』上映後、映画についての悩み満載煩悶まっただなかの新人山中瑶子監督の質問に答えながら、たむらまさきについて、そして映画の撮影や、俳優への信頼、監督の役割、ひいては映画とは何かについて、これからの映画人に伝える時間になる予感が。

◎ ゲストプロフィール

諏訪敦彦

Nobuhiro Suwa

1960年生まれ、広島県出身。大学在学中に数々の自主映画に参加する中、『はなされるGANG』(85年)でPFF入選。97年本作で監督デビュー。その後、発表する作品が常に海外映画祭で大きな話題となる。最新作は『ライオンは今夜死ぬ』(17年)。

山中瑶子

Yoko Yamanaka

1997年生まれ、長野県出身。初監督作品『あみこ』がPFFアワード2017で観客賞を受賞。20歳でベルリン国際映画祭に招待され、同映画祭の長編映画監督の最年少記録を更新。先日、オムニバス作品『21世紀の女の子』に参加することが発表された。

◎ 参考上映作品

  • 『2/デュオ』
    1997年/カラー/90分/35mm
    監督:諏訪敦彦 出演:柳 愛里、西島秀俊、渡辺真起子

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