第33回ぴあフィルムフェスティバル

第33回ぴあフィルムフェスティバル

JAPAN国際コンテンツフェスティバル

上映作品紹介「PFFアワード2011」

『PICARO』

虐待を生き延びた兄妹の今に光を

絶望的な悲劇の底から生還した兄と妹。精緻な風景描写と演者の魅力に圧倒される、静かな再生の物語。

2011年/ビデオ/43分/カラー
監督・脚本・編集:野上鉄晃 撮影・照明:今井哲郎 照明助手:中嶋裕人 録音:伊集守忠 録音助手:森本美樹 スタイリスト:小川由香里 音楽:前川賢一郎 製作:石川史雄 出演:菊田彩乃、吉田友一、芳野美羽、出口雄悟、渡邉享介、林田 学、早田直彦、保田あゆみ

監督:野上鉄晃 (のがみ・てっこう)

28歳。長崎県出身。
東京ビジュアルアーツに入学、自主映画を撮り始める。卒業後、都内で製作会社のADをしながら自主制作を続け、2009年、地元長崎に戻り、認知症対応の老人ホームで介護職に従事する。ふと目にした虐待死事件に関する記事から本作の制作を思いつき、撮影と録音以外は、映画制作の現場は初めてという地元の知人らの協力を得て完成させた。「今回初めて、誰かに見てもらいたいと思える作品が出来た」と応募したPFFアワードで入選を果たす。「風景は主人公たちの心情を表現してくれる場所じゃないと意味がない」と念入りにロケハンを重ね天候などの条件を絞り込んで撮影した。昨年冬に介護職を辞め、玉ねぎの収穫をしながらの映画制作だったが、現在は芸能事務所からの依頼で短編を制作中。活動場所は地元にこだわっているわけではない。物語を描く場所として最適であれば「北でも南でもどこでも撮りたいです」と弾むように語り、今後の作品づくりへの意欲を見せている。

動画紹介

上映日時

東京
2011年9月22日(木) 14:15 / 2011年9月27日(火) 18:00
神戸
2011年12月23日(金・祝) 19:30
京都
2012年3月18日(日) 18:15
名古屋
2012年6月30日(土) 11:00
福岡
2012年7月8日(日) 13:45

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