第33回ぴあフィルムフェスティバル

第33回ぴあフィルムフェスティバル

JAPAN国際コンテンツフェスティバル

上映作品紹介「PFFアワード2011」

映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)受賞作品

『チルドレン』

親がだめなほど子は成長する

親の人間的脆弱さに直面したとき、思春期の子がとるべき最善策とは? 家族幻想を超える瞬間が心を打つ青春映画。

2010年/ビデオ/108分/カラー
監督・脚本・編集:武田真悟 撮影・照明:倉田洋輔 録音:三宅隆司 音楽:hilothoshi プロデューサー:木造悠吾 出演:本田拓也、野上史えり、金澤滋隆、鈴木耕司、笠松 環、平山せい、佐藤伴成、大石結介、新井まゆ子、松吉 彩、川本果林、市川裕隆、細井 学、森崎元太、平吹 正、名筧十蔵、門松伊奈子、中瀬辻子、武田 力

監督:武田真悟 (たけだ・しんご)

24歳。愛知県出身。
「自分の作品が、誰かを救うような処方箋になれたら」と話す彼は、「教会で牧師をする父にずっと反抗してきたが、キリスト教に基づく考え方の影響を受けていると思う」と言う。牧師の家に長男として生まれたが、自らの意志で洗礼は受けていない。本作でも、そうした自分を容認してくれた家族や「神」の存在が見え隠れする。立教大学現代心理学部映像身体学科に一期生として入学。映像について概念的に学び、その卒業制作として本作を撮った。現在はアルバイトをしながら自主映画を撮っている。仕事は、精神病患者の送迎や高所での看板作りなど多岐に渡る。「世の中には想像もつかない苦しい現実が確実にある。そこに身を寄せないと、本当のことはわからないと思うので、あえて人が避けそうな仕事を探した」と話す。「PFFアワード2009」に入選した前作『恋愛革命』も含め、彼の作品には、家族や恋人という「他者」を通じて、社会の在り方を模索する監督自身の姿が浮かび上がる。

動画紹介

上映日時

東京
2011年9月24日(土) 14:30 / 2011年9月27日(火) 14:30
神戸
2011年12月21日(水) 19:00
京都
2012年3月19日(月) 18:15
名古屋
2012年7月1日(日) 18:00
福岡
2012年7月8日(日) 11:00

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