『101』
いつも誰かに見られている恐怖
これぞ暗黒『ドラえもん』。すこし・ふしぎなデジタル機器が人の心の後ろ暗さを剥き出しにするワンルームSF。
2010年/ビデオ/30分/カラー
監督・脚本・撮影・編集:酒巻大樹 撮影協力:酒巻 卓、山地里佳 出演:柿崎えりか、工藤圭一、山崎敬史
監督:酒巻大樹 (さかまき・たいき)
24歳。長野県出身。
多摩美術大学情報デザイン学科に在学中、映像制作に興味を抱く。本作「101」は大学の卒業制作として制作した。第1話目が好評を博したため、他2話を付け足し、30分のオムニバス作品に仕上げた。すべての撮影は複数の友人から家具を借り、自宅で行われたので、制作費はほとんどかかっていないが、「アパートの一室とデジタル機器の組み合わせという制限を予め定めたので、条件を満たすアイディアをひねり出すのが大変だった」。「もともとは紙面広告に興味を抱いていたが、授業の一環として出会った映像制作に徐々に魅力を感じていった」と語りながら、「映画だけにとらわれず、様々な媒体での映像づくりに惹かれています」と言う柔軟な志向性は、その発言からだけでなく作品からも窺える。現在はテレビCM制作会社に所属し、仕事として映像を制作する日々。「今回の作品と同様、制限がある中での映像づくりに揉まれています」と映像業界への第一歩を踏み出したところだ。
- 2011年9月24日(土) 14:30 / 2011年9月27日(火) 14:30
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