第33回ぴあフィルムフェスティバル

第33回ぴあフィルムフェスティバル

JAPAN国際コンテンツフェスティバル

上映作品紹介「PFFアワード2011」

『チョッキン堪忍袋』

変形した愛をコミカルに描く

若き女性監督の異能が弾ける限界ギリギリの兄妹愛物語。許されない、でも断ち切れない。この想いの終着駅は?

2011年/ビデオ/33分/カラー
監督・脚本・編集:天野千尋 撮影:満若勇咲 照明:櫻井恵美 録音:茂木祐介 美術・音楽:金子陽介 出演:廣田朋菜、礒部泰宏、高木珠里、安藤匡史、渡邊津弓

監督:天野千尋 (あまの・ちひろ)

28歳。愛知県出身。
学生時代に興味を抱いた映画作りへの思いが消えなかった天野監督は、会社務めをしながら、映画専門学校の夜間の映像監督コースに入学。現在は会社を辞め、アルバイトをしながら映画制作に取り組む日々が続く。自主制作した監督第2作『賽ヲナゲロ』はPFFアワード2010で入選。『チョッキン堪忍袋』は昨年に続く入選作となった。本人曰く「題名から発想が膨らみ、ストーリーが生まれた」と語る本作で描かれるのは、兄にすさまじい執着心を抱く妹の愛情の行方。傍からみるとアブノーマルでヘビーな題材だが、「“自主映画=暗くてシリアス”のイメージを払拭したかった」との思いもあり、本作はユーモアを交えポップな映画に仕立てた。その笑いをまといながらも女性の情念を赤裸々にみせつける独特の感性は、新たなヒロイン像とヒロイン映画の創作に向かう可能性を期待させる。しかし本人は「次回作は男性が主人公の映画に挑戦したい」と話している。

動画紹介

上映日時

東京
2011年9月25日(日) 11:00 / 2011年9月29日(木) 11:00
神戸
2011年12月26日(月) 18:00
京都
2012年3月23日(金) 18:15
名古屋
2012年7月1日(日) 12:30
福岡
2012年7月7日(土) 11:45

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