準グランプリ受賞作品
『春夏秋冬くるぐる』
戻らない、かけがえのない毎日
ボロアパートに暮らす大学生と仲間との、ささやかな愛すべき日常。卒業を控え、それぞれに決意をしていく。
2010年/ビデオ/45分/カラー
監督・脚本・編集:日原進太郎 撮影・照明:今井哲郎 撮影助手:玉田詠空、清水紗基子、照明助手:伊集守忠 録音:山崎智香 録音助手:高島良太 デザイン:川添英昭 音楽:島田信久 助監督:松本光輝 制作:川村清人、水沢ゆり子 出演:松雪オラキオ、木田尊大、芦原健介、豊永晃太郎
監督:日原進太郎 (ひはら・しんたろう)
31歳。大阪府出身。
早稲田大学四年生のときに所属していた劇団が活動を休止し、自身と向き合う時間のなかで映画づくりへの想いが生まれたと言う。大学卒業後、専門学校東京ビジュアルアーツに入学して映画制作を学び、PFFには3度目の応募にして、今回が初めての入選。「映画を作る時は、普段の生活の中でふと感じたこと、夢とか幸福とか青春など、常に自分のそばにあるようなシンプルな主題を軸に物語を広げて行く」とのこと。本作も、自身が青春期を過ごしたのと同じ木造アパートを舞台に、自身とその仲間たちを投影させたであろう青年たちの生活を断片的に描いたものだ。「これを作らないと先に進めない」「評価されないかもしれないけど、ただ作りたかった」。“季節待ち”を含むと1年間という長い月日をかけ、青春期を過ぎた者だからこそ実感としてわかる、その頃の焦燥感やモヤモヤを再現している。現在も仕事の合間を縫って映画を作りつづけ、ただ今短編2本を編集中である。
- 2011年9月25日(日) 11:00 / 2011年9月29日(木) 11:00
- 2011年12月17日(土) 19:00
- 2012年3月17日(土) 15:30
- 2012年7月1日(日) 15:15
- 2012年7月7日(土) 18:00