『untitled』
天涯孤独の心情を詩的に綴る
ひとりで休日を過ごす女の子の1日。瑞々しい映像の19分間で浮き彫りになる彼女の想いに、胸を衝かれる。
2010年/ビデオ/19分/カラー
監督・脚本・撮影・編集:岩永 洋 撮影協力:堀越希美恵 出演:清瀬やえこ
監督:岩永 洋 (いわなが・ひろし)
25歳。東京都出身。
小学生のとき映画「レオン」を観たことがきっかけで映画に目覚め、日本映画学校に入学。在学中は撮影技術を主に学ぶ。「自分の死生観を反映させた」と語る「ゲンツウ」を撮り、PFFアワード2008に初応募にして入選。翌年には少女の一日を綴った「ソレダケ」で再びPFFアワード2009に入選したほか水戸短編映像祭奨励賞を受賞。そして本作で1年ぶり3度目の入選となる。「当時の自分が本当にやりたい方向性を模索した。自分の頭にある映像の組み立てで映画としてもつのかどうか、お客さんに伝わるのかどうか。笑いなし、音楽なし。それでも人を惹き付ける何かを映像として表現する」と覚悟して取り組んだという本作。撮影監督として、「終わってる」(今泉力哉)、「聴こえてる、ふりをしただけ」(今泉かおり)など、同世代監督たちの作品も手がけているが、監督としての今後は、「今までの作風を踏まえて、楽しくわくわくしてもらえる作品も作っていきたい」と語る。
- 2011年9月24日(土) 11:00 / 2011年9月28日(水) 11:00
- 2011年12月19日(月) 19:00
- 2012年3月21日(水) 18:15
- 2012年6月30日(土) 13:45
- 2012年7月6日(金) 15:45