『オードリー』
地方の女子高生のリアルな青春
女子高生・優子の、恋に友達に文化祭。素直さと開き直り、憧れとひねくれを堂々と貫いた、女子高生ものの一つの到達点。
2010年/ビデオ/67分/カラー
監督・脚本・撮影・編集:勝又 悠 音楽:rakira 出演:笠原美香、暮 浩平、梶原ひかり、小田島 渚、水野祐樹、上村公臣代、葛上昇悟
監督:勝又 悠 (かつまた・ゆう)
29歳。神奈川県出身。
「日本ジャーナリスト専門学校文芸創作科に在学中、授業そっちのけで映画を観るようになり、いつからか作ることを志していました」と語る勝又監督は、昨年『キミ/ハミング/コーヒー』がPFFアワード2010に入選。そのほかにも入選作、受賞作を持ち、AKB48メンバーを主演に加えた『はい!もしもし、大塚薬局ですが』は今年4月に劇場公開され、現在も全国巡回中。コンスタントに作品作りを継続しているが、映画で描きたいことは終始一貫変わっていない。それは“高校生の青春劇”であり、10代の少年少女(特に女子学生)の生の声がきこえてくるドラマ作り。今回の作品でも、文化祭を核に、あの頃特有の高揚感と、揺れ動くほろ苦い恋愛を鮮やかに描き出す。中でも印象的なのが、ヒロインたちの見せる自然体でのびやかな表情。女優の魅力を最大限に引き出した演出は、目を見張るものがある。「映画を作り始めて10年。自分がやってきた事を信じて撮った作品です」とは本人の弁。
- 2011年9月23日(金・祝) 11:00 / 2011年9月29日(木) 14:30
- 2011年12月24日(土) 16:00
- 2012年3月20日(火・祝) 18:15
- 2012年6月30日(土) 17:00
- 2012年7月7日(土) 15:00