今や、約4人に1人は女性監督?!「PFFアワード2019」の応募本数をお知らせします。

映画祭ニュース

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昨年『オーファンズ・ブルース』でグランプリを受賞した工藤梨穂監督(中央)

3月21日(木・祝)に締切を迎えた「PFFアワード2019」の作品募集に495作品の応募をいただきました。
たくさんのご応募、ありがとうございます。

昨年、過去最高となった女性からの応募率が、今年はさらにアップしています。
PFFがスタートした77年には0%だった女性監督比率が、
20年前には13.0%、10年前には17.5%、そして今年は23.2%となり、
約4人に1人は女性監督と言える勢いです。

そして、応募率が上がると、入選に占める女性の割合もあがりそうです。
昨年、2018年は入選18作品のうち、8作品が女性監督作品。男女の応募比率と入選比率がイコールではないのも、特徴です。
PFFアワード2019入選発表まで3か月、今しばらくお待ちください。


作品応募の方法も、変化しています。
かつてフィルムやテープで受け取った作品たちが、今や8割以上の方が「データでの応募」を利用。
ここでも時代の流れを感じます。

一方で、便利になったがゆえ、ギリギリまで作業が可能になり、
結果、30人以上の方が締め切りまでにアップロードが間に合わない、という事態に直面しました。
PFFではこの事態を受け、早期応募をおすすめする出品料の「早割チケット」なども検討中。
応募の準備は、ぜひお早めに!
「PFFアワード」は、毎年3月下旬を締切に作品募集を行います。

※今年の応募データをまとめましたので、ご覧ください。
★PFFアワード2019応募データ


そして、ご応募いただいた作品は、16名のセレクション・メンバーにより、既に審査がスタートしています。
ドローン撮影や、高度なCG技術など、新たな技術を駆使した作品も多く見受けられ、
自主映画の現在に、一同、期待に胸を膨らませています。
審査期間は3月から約4か月間にわたります。
じっくり作品を拝見し、7月上旬に入選作品を発表します。

入選作品は、9月7日(土)からの「第41回ぴあフィルムフェスティバル」にて、
国立映画アーカイブの大スクリーンで上映します。ご期待ください!


第41回ぴあフィルムフェスティバル
会期:2019年9月7日(土)から21日(土)まで ※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ