鈴木卓爾監督×諏訪敦彦監督「『ジョギング渡り鳥』の製作過程から考える映画のつくり方」(vol.3)
メタフィクション諏訪:さっき登壇前の打ち合わせの時に、3.11以降にフィクションを作る事に抵抗があるって仰っていたじゃないですか?卓爾:はい。諏訪:そういうこともあって、こういうメタフィクションの作品...
メタフィクション諏訪:さっき登壇前の打ち合わせの時に、3.11以降にフィクションを作る事に抵抗があるって仰っていたじゃないですか?卓爾:はい。諏訪:そういうこともあって、こういうメタフィクションの作品...
『ジョギング渡り鳥』のはじまり『ジョギング渡り鳥』© ミグラント・バーズ・アソシエーション+NPO法人映画美学校諏訪:徹底的にみんな、ある種の平等な状態というか。そもそもこの映画がどういう風に作られた...
作品に映るすべての人が俳優でありスタッフであり、映画を構成するすべてを全員でわけあうという、過去から多くの映画人が試みようとしてきた「映画づくりの夢」を実現した作品『ジョギング渡り鳥』。第37回PFF...
限られた時間で何かを表現する種田 そういえば小津さん、こんなことも仰ってます。『秋刀魚の味』を撮った後の発言なので亡くなる少し前ですが、個人的に好きな言葉なのでちょっと読んでみますね。「だいたい映画は...
種田 小津映画における空間設計のモダンさ、ポップさみたいなものは、僕もすごく感じます。とりわけ白黒からカラーに移行した後は色彩設計も相まって、それが強く伝わってくる。ただ興味深いのは、セットの構図だけ...
※本テキストは「キネマ旬報」(2016年2月下旬号)掲載のレポートに未収録分を加筆したロングバージョンです。昨年、2015年9月13日東京国立近代美術館フィルムセンター・大ホールにて、第37回PFF(...
フィルムで映画を撮るということ文:蔦 哲一朗(PFFアワード2009『夢の島』監督)フィルムにこだわり、世界をギャフンと言わせたい!少し話はズレたが、ニコニコフィルムの初期がどういったものだったかを話...
フィルムで映画を撮るということ文:蔦 哲一朗(PFFアワード2009『夢の島』監督)フィルムで映画を撮るための苦労今年2月から新宿ケイズシネマを皮切りに現在、全国を順次公開している私の監督作『祖谷物語...
フィルムで映画を撮るということ文:蔦 哲一朗(PFFアワード2009『夢の島』監督)今回は「海外映画祭レポート」の番外編をお届けします。「16ミリフィルム、モノクロ、シネスコ」という、映写泣かせの長編...
絶望してもつくり続ける荒木D:『恋人たち』の印刷物などに出ている橋口監督の言葉「飲みこめない想いを飲みこみながら生きている人」という言葉がすごく新鮮でした。「飲みこめない想い」という言葉は、いつごろか...