第51回ロッテルダム国際映画祭出品決定!PFFスカラシップ最新作『裸足で鳴らしてみせろ』海外初上映へ

映画祭ニュース

去る9月、「第43回ぴあフィルムフェスティバル」でお披露目上映されたばかりのPFFスカラシップ最新作『裸足で鳴らしてみせろ』(工藤梨穂監督)が、2022年1月26日~2月6日に開催される、第51回ロッテルダム国際映画祭・ハーバー部門への出品が決定しました。

ロッテルダム国際映画祭は、新人監督の登竜門的な存在として多くの若手映像作家の作品を紹介しており、毎年約600作品が上映され、来場者数は30万人を超えるヨーロッパではカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭などと並び最も重要な国際映画祭のひとつです。
また、ハーバー部門は、映画祭50周年を記念して新設された、現代映画の幅広さと深さを紹介する最も新しく、最も大きなプログラムセクションです。

PFFからはこれまでロッテルダム国際映画祭に19品が選出されており、『渚のシンドバッド』(橋口亮輔監督)、『山守クリップ工場の辺り』(池田暁監督)がタイガーアワードグランプリ、『空の穴』(熊切和嘉監督)が国際批評家連盟賞 スペシャル・メンション、『14歳』(廣末哲万監督)がNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)等を受賞しています。

工藤梨穂監督は、前作のPFFアワード2018グランプリ受賞作『オーファンズ・ブルース』で、北米最大の日本映画祭「Japan Cuts~ジャパン・カッツ!」やスペインの国際映画祭「フィルマドリッド(FILMADRID)」へ招待上映されるなど海外で注目を集めています。

今作での世界の反応に期待が高まります!

『裸足で鳴らしてみせろ』は、2022年公開予定です。




そして、現在開催中の第34回東京国際映画祭で特別上映されたPFFアワード2021グランプリ作『ばちらぬん』の東盛あいか監督は、工藤監督と同じ京都芸術大学出身で後輩にあたります。

「第43回ぴあフィルムフェスティバル」開催前にお二人の対談が行われ記事がアップされていますので、ぜひご覧ください。
【特別対談:工藤梨穂×東盛あいか~「ぴあフィルムフェスティバル」とわたしたち】





◎第27回PFFスカラシップ作品
『裸足で鳴らしてみせろ』(英題:Let me hear it barefoot)

監督・脚本:工藤梨穂
出演:佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩、甲本雅裕、風吹ジュン

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青年たちは"世界"を鳴らす。どこへでも行けると信じて

「代わりに世界を見てきてほしい」という盲目の養母ミドリのためにナオミとマキ、二人の青年はレコーダーを手に"世界旅行"へ。旅の記録をテープに刻みながら彼らは次第に惹かれ合うが、"触れられない"二人が行き着く果ては...。

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