『すべての夜を思いだす』が公開の3月、清原惟監督の作品が続々と上映決定!最新作『A Window of Memories』東京初上映、『わたしたちの家』など

映画祭ニュース

3月2日(土)より、ユーロスペースにて公開となる、第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』

本作公開の3月に、清原惟監督の4作品を上映する、2つのイベントが開催されます。

1つ目のイベントは、グループ上映会「発光ヵ所」
清原監督や、2012年入選の青石太郎監督を含む、4名の武蔵野美術大学映像学科出身の映画監督・映像作家による企画です。清原監督作品は、2作上映されます。長編は、東京初上映となる『A Window of Memories』。清原監督が自身の二人の祖母を撮影対象とした最新作。これまで三宅唱監督や小田香監督も手掛けてきた、愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品として制作され、昨年10月に名古屋でお披露目されました。短編は、2018年に制作された『網目をとおる すんでいる』。新旧2作品、ここでしか体験できない上映です。

そして「女性たちの映像表現」をテーマに開催される、埼玉県立近代美術館の「ミュージアム・シアター」では、2018年に劇場公開され、多くの映画ファンを熱狂させた、PFFアワード2017グランプリ受賞作『わたしたちの家』と、PFFアワード2015入選作『ひとつのバガテル』が上映され、国立映画アーカイブ 特定研究員の中西香南子氏と、清原惟監督のトークイベントも行われます。

『すべての夜を思いだす』と上記4作品を通じて、清原惟監督が描く、唯一無二で特別な世界を、一気に探求できる貴重なチャンスです!


▼3月:清原惟監督作品が上映されるイベント

①グループ上映会「発光ヵ所」
武蔵野美術大学映像学科出身の映画監督・映像作家である、青石太郎・清原惟・久保心花・濱名篤史によるグループ上映会。
普段個々人として制作活動する4人が〈いかにして映画はつくられるのか/つくるのか〉といった関心に基づき企画。作品の併映や、そこから生まれる対話を通して〈映画のつくりかた〉について再考する場を設けるイベントです。

日程:3月8日(金)、9日(土)、10日(日)
会場:SCOOL(東京都三鷹市下連雀3-33-6 三京ユニオンビル5F)
【公式サイト】

<清原惟監督 上映作品>
『網目をとおる すんでいる』2018年/15分 ※特集:短編プログラムにて上映
上映日時:3月9日(土)14:00~/19:00~ 3月10日(日)13:00~/19:00~
★9日(土)19:00~、および10日(日)19:00~の上映後は、参加作家4名によるトークあり

『A Window of Memories』2023年/67分 [愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品第31作]
上映日時:3月9日(土)16:00~ ※東京初上映

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『A Window of Memories』/(c) Yui Kiyohara


②ミュージアム・シアター「女性たちの映像表現」
埼玉県立近代美術館が開催する「ミュージアム・シアター」は、映画や音楽、パフォーマンスといった、展覧会ではなかなかご紹介できない表現について取り上げるイベントとして企画されています。
2023年度は「女性たちの映像表現」をテーマに、マヤ・デレン、出光真子、清原惟の映像作品の上映、および清原惟氏と中西香南子氏によるトークを実施します。

日程:3月17日(日)、24日(日)
会場:埼玉県立近代美術館(埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1)
【公式サイト】

<清原惟監督 上映作品>
『ひとつのバガテル』 2015年/72分 [PFFアワード2015入選]
上映日時:3月17日(日)15:15~

『わたしたちの家』 2017年/80分 [PFFアワード2017グランプリ / 第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品]
上映日時:3月24日(日)14:30~
★上映後、トークイベントあり ゲスト:清原惟監督×中西香南子氏(国立映画アーカイブ 特定研究員)

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『わたしたちの家』

第26回PFFスカラシップ作品
『すべての夜を思いだす』
3月2日(土)より、ユーロスペースにて公開(全国順次)
【公式サイト】
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