第37回PFF・鈴木卓爾監督×諏訪敦彦監督の対談を採録!「ロバート・アルトマンの『ナッシュビル』?『ウェディング』?『ジョギング渡り鳥』の製作過程から考える映画の作り方」

更新情報

20160330_1.jpg「映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~」という特集を、
昨年9月の「第37回PFF」東京会場で実施しました。
そこでお披露目させていただいた『ジョギング渡り鳥』が、現在新宿K's cinemaにて公開中です。

『ジョギング渡り鳥』上映後には、この作品を先導した鈴木卓爾監督と、企画名のサブタイトル「映画は映画をつくることをどのように描いてきたか」のアイデアをくださった諏訪敦彦監督による対談を行いました。
この対談が、映画の生まれ方、創り方の多様性を深く語る興味深い時間となりましたので、保存していければと考え、本公式サイトのPICK UPコーナーでもアップさせていただきます。

作品に映るすべての人が俳優でありスタッフであり、映画を構成するすべてを全員でわけあうという、過去から多くの映画人が試みようとしてきた「映画づくりの夢」を実現した作品『ジョギング渡り鳥』。
まるで、ロバート・アルトマン『ナッシュビル』であり『ウェディング』ではないかという例えも飛び出した『ジョギング渡り鳥』はどのようにつくられたのか?
エンディングのあの感動はどこから来るのか?
芳醇な映画の対話をお楽しみください。

★対談:鈴木卓爾監督×諏訪敦彦監督「ロバート・アルトマンの『ナッシュビル』?『ウェディング』?『ジョギング渡り鳥』の製作過程から考える映画の作り方」


■『ジョギング渡り鳥』(監督:鈴木卓爾)
新宿K's cinemaほか全国順次公開
【公式サイト】

※劇場では様々なイベントが行われています。PFFでも紹介を続けてきた、矢口史靖監督&鈴木卓爾監督が職業映画監督として歩き始めたばかりの「暇で金がない」「とにかく映画を撮り続けたい!」と編み出した、ミニマル映画製作術「ワンピース」の最新作のお披露目や、PFFアワード1988審査員受賞作品『にじ』(監督:鈴木卓爾)の8mmフィルム上映も!


そして、同じく第37回PFF「映画内映画」プログラムに見ればみるほどスリリングな『唇はどこ?』でご登壇いただいた長崎俊一監督(PFFアワード1978入選)の最新作となるWOWOWドラマ「連続ドラマW 撃てない警官」が、好評につき再放送されます。主演は田辺誠一さん。橋口亮輔監督『ハッシュ!』や吉田大八監督『紙の月』などでみせた顔とは違い、元警察官の義父を慕い、妻子へ愛情を注ぐ一方、エリート街道のためならば同じ警察官をも平気で脅迫し利用するエリート警官という役をどう演出するのか。ぜひご注目ください!

■WOWOWドラマ「連続ドラマW 撃てない警官」(監督:長崎俊一)
【公式サイト】