盛り沢山な一日が終了!

映画祭ニュース


イ監督、上映前に場内を視察中


イ監督と、通訳の根本理恵さん

今日は、若松孝二監督のニュープリント作品2作、イ・サンウ監督の最新を含めた2作の合計4作を上映しました。

イ・サンウ特集では、上映後に、あまりお客様と触れ合う機会が無い、というイ監督をお迎えし、質疑応答を含めた密度の濃いトークを行いました。
「ストレスの多い韓国社会への怒りを描きたい」と語るイ・サンウ監督。
映画評論家の方には、「君の映画は暗すぎる」と言われる事もあるそうですが、「理想の生活や社会はテレビドラマなどでいくらでも見る事ができる。だから自分の映画では、韓国の残酷で恥ずかしい現状を見せたいのだ」と語る監督の目には、確固たる強い意志が漲っているようでした。ひとたび舞台から降り、ロビーで見せる気さくな表情との落差にも大きく驚かされます。「僕の映画をお金を払って見に来てくれるなんて!」と喜んでいらっしゃいました!
年内に3作品の製作が予定されているそうです。新作が待ち遠しい限りです。


そして明日は、「短編スペシャル」2講座「山村浩二講座」と「平林勇講座」を開講します!
これまでの上映とは違い、講座形式です。
なかなか日本では観られない二人の天才の作品を一挙にご覧頂けるチャンスです。お見逃しなく!

また、夜の回は、若松孝二特集最終回、
My Best Wakamatsu 石井岳龍(聰亙)監督選定『胎児が密猟する時』の上映です。
若松監督、石井監督の対談が終了後に、若松監督幻の処女作、『甘い罠』の上映もありますので、最後までたっぷり楽しめる、究極のプログラムです!
当日券は17:00より販売します。
皆様お誘い合わせの上、ご来場下さい!

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