映画祭オープニング&クロージング発表!!
9月10日(土)から京橋の国立近代美術館フィルムセンターにて開催の「第38回PFF」。
コンペティション部門の「PFFアワード2016」と、招待作品部門の「8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~」は既に発表致しましたが本日は、映画祭のオープニングとクロージングのプログラムをお知らせします。
フィルムセンターには、2階大ホール(300席)、地階小ホール(150席)があります。
9月10日(土)は、この2会場でそれぞれ、オープニングプログラムを行います。
渡辺謙作監督&前野朋哉&森岡 龍「俳優業と監督業」
「映画のコツ~こうすれば映画がもっと輝く~」というサブタイトルを持つ「PFF講座シリーズ」は、
PFFアワード応募者に代表される「いま、映画を志す人」および「あらゆる映画ファン」に向けて、
現在活躍する映画人自身が、「今、掴みたい」、なにかを、参考作品の上映+対談で具体的にみえるようにしていく、観客と映画を共有する時間をつくります。
本年、PFF講座シリーズは3企画。その1企画である「俳優業と監督業」が、オープニングとして登場です!
『エミアビのはじまりとはじまり』(9/3公開)でタッグを組んだこの3人。
『プープーの物語』(98年)で監督・脚本家デビュー、『波』(01年/奥原浩志監督)ではプロデューサーと主演を務め、脚本を手掛けた『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作監督。監督作『脚の生えたおたまじゃくし』がゆうばりファンタスティック映画祭で2冠に輝き、auCM三太郎シリーズの一寸法師役で大人気の前野朋哉氏。PFFアワード入選作の一本『ニュータウンの青春』でエンターテインメント監督の顔をみせ、石井裕也監督作品の主演はじめ、映画テレビで俳優活動も盛んな森岡龍氏という、「監督であり俳優である3人」が、映画の肝である「演出と演技」について、鈴木清順監督の『夢二』を参考上映作品に、考えていきます。
日本初上映
『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』
2016年/86分/パートカラー
監督:柴田 剛
出演:ギ・あいうえおス(柴田 剛、西村立志、森野 順 ほか)
製作:山口情報芸術センター[YCAM]
※上映後、柴田監督のロングトークを予定
小ホールのオープニングは、異才、柴田剛監督の最新作『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』をプレミア上映です。
99年『NN-891102』でその音と映像の独自の才を印象付け、04年、『おそいひと』09年『堀川中立売』と、
オリジナルで強烈な発想の作品は、東京フィルメックスや国際映画祭で話題沸騰の柴田 剛監督。
最新作『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』は、山口情報芸術センター製作の、驚愕のアートロードムービー。
前作『ギ・あいうえおス -ずばぬけたかえうた-』(10年/愛知芸術文化センター製作)の続編の体をとりながら、
時空を跳び越え、時代を飛び越え、自由が形になったような、不思議なロードムービーに浸ってください。
上映後には柴田剛監督をお迎えして、その創作方法や映画に登場する興味深い方々の逸話、ひいては私生活など、さまざまなお話しを伺います。
[作品紹介]
「ギ・あいうえおス」とは、楽器を持たず映画制作のツールを用いて、音楽のように映画をつくる「バンド」である。国内外の映画祭において熱狂的なフォロワーを生み出した前作から6年、彼らは新しい仲間と旅に出て、土地と、精霊と、セッションする。
先行プレミア上映
『淵に立つ』
2016年/119分/カラー
監督:深田晃司
出演:浅野忠信、筒井真理子、古舘寛治、太賀
配給:エレファントハウス、カルチャヴィル
※深田監督、キャストによる舞台挨拶を予定
クロージングフィルムは、深田晃司監督の『淵に立つ』です。
カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門にて審査員賞受賞の記憶も新しい、深田監督入魂の一作。永年温めた企画を、
満を持しての国際合作体制で完成した話題作のプレミア上映が実現します。
監督、キャストによる舞台挨拶も予定しています。お楽しみに!
[作品紹介]
『歓待』『ほとりの朔子』などで世界から注目を集める深田晃司監督が、圧倒的な人間描写力で"家族"を問い直す問題作。ある日、小さな町工場を営む一家のもとに、夫の旧い知人で前科を持つ男が現れた。奇妙な共同生活を送り始めるが、やがて男は残酷な爪痕を残して姿を消す...。
チケットは、 8月13日(土)よりチケットぴあにて発売開始です。
※プレリザーブ受付:8月8日(月)~12日(金)
「第38回PFF」
9月10日(土)~23日(金) 東京国立近代美術館フィルムセンター(京橋)にて開催! *月曜休館
【公式サイト】