第23回PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ』、9月19日(土)より公開決定!

yamaneko_0807.jpg第23回PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ』が、9月19日(土)よりユーロスペース(渋谷)、上田映劇(長野県上田市)での公開が決定いたしました!

本作の監督は、初長編『くじらのまち』で「PFFアワード2012」グランプリとジェムストーン賞(日活賞)をW受賞した、鶴岡慧子監督。同作品は、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭をはじめ各国の映画祭で上映され、翌年には、ツルゲーネフ原作の映画化『はつ恋』がバンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー部門にノミネートされるなど、国際舞台でその才能を注目されています。

待望の劇場デビュー作となる、本作『過ぐる日のやまねこ』では、山奥に棲む幻のやまねこをモチーフに、過去と現在、この世とあの世、都会と田舎、記憶と忘却の狭間をさまよう主人公たちが、ささやかで心あたたまる交流を経て一歩前に踏み出していく姿をみずみずしく映し出しています。

主人公を演じるのは、青山真治監督『共喰い』のヒロインで脚光を浴びた木下美咲。孤高の雰囲気を漂わせる陽平役には子役出身で、最近はドラマ「マッサン」「花燃ゆ」などで強い印象を残した泉澤祐希。将来が期待される若手実力派のふたりが、揺れ動く心情の一瞬一瞬を繊細に演じます。

撮影は鶴岡監督の出身地であり、映画『サマーウォーズ』(監督:細田 守)や『青天の霹靂』(監督:劇団ひとり)、そして来年の大河ドラマ「真田丸」の舞台としても話題の長野県上田市で行われました。神秘的な山々と森林、のどかな田園地帯、生活感あふれる懐かしい家並みなど、日本の原風景を思わせるふるさとの描写も、誰しもの郷愁を呼び起こす作品となっています。

ぜひ劇場のスクリーンでご覧ください!


第23回PFFスカラシップ作品
『過ぐる日のやまねこ』
9月19日(土)より、ユーロスペース(渋谷)、上田映劇(長野県上田市)他全国順次ロードショー
【公式サイト】


(C)「過ぐる日のやまねこ」製作委員会