PFFアワード2010 グランプリは...

映画祭ニュース

いよいよ最後の発表は、グランプリ

映画監督として最も期待したいつくり手に贈られます。

『あんたの家』
山川公平監督(左)と根岸吉太郎さん
受賞作品は、

『あんたの家』

監督:山川公平

プレゼンテーター
根岸吉太郎さん
「審査会議後、DVDで再び作品を観ました。やはりいい作品を選んだと安心しました。この映画の良さを心に感じた。ばっちぃ映画だけど(笑)。角田さんは『ばっちぃけど、美しい』と言っていました。
人工肛門、おばちゃんの迫力、その中に、キラキラという美しさを感じました。今は我々プロの世界でも、どういうものを撮るのかと突きつけられている時代。そんな中でこの題材をよく選んだと思います。登場人物に監督がよりそって描いている。監督が愛していると思いました。逆に登場人物たちは、お前なんかに愛されてたまるかという強さを感じた。それがこの映画のいいところだと思う。」

山川公平監督
「光栄です。作品を観に来てくれた(学校の)先輩でもある石井裕也さんから、『お前はスピーチが下手だから用意しておくように』と言われたので(と、メモを取り出す)。
本日は突然のグランプリ受賞、大変、恐縮です(会場爆笑)。他のどの作品もグランプリに値する素晴らしい作品でした。身の引き締まる思いです。映画の内容について、つくってゆく段階で出発点から、離れてしまわないように気をつけました。今後も世界に通用すうるような作品をつくっていきたいです。」