ハラがコレなんで

いよいよ今週末公開のハッピー映画『あぜ道のダンディ』に続き、11月公開を控え仕上げ作業中の石井裕也監督の『ハラがコレなんで』。この新作の国内外映画祭への窓口をPFFが行うことになりました。昨年は『川の底からこんにちは』『君と歩こう』、今年は上記2作品と、複数の長編作品公開が続く石井監督。PFFのHPでも、過去に入選なさった監督の新作公開を紹介するコーナーがありますが、年に数本の公開が続く人たち、おられますね。是非、その秘訣を知りたいと思い、第33回PFFで何か企画できないかと考えています。
毎年なんとかしたいと思いつつ「PFFアワード」のセレクションと、PFFの招待作品の決定時期が重なることを避けられません。本年もいよいよ数種類の企画を推進するため、寝食を忘れ痩せることを願う日々がまいりました。あわせて本年も、カルト・ブランシュ企画をご一緒することになりました。第33回PFFの初日9/20まで、ざっと3か月。いよいよ企画のラストスパートです。アワードの入選発表は7/10までに、招待企画も、7月に順次発表を目指しています。
そんな中、インドのデリー来春開催されるアジア女性映画祭から、日本の女性ドキュメンタリー監督の特集をしたいという相談が来ました。日本のドキュメンタリーには女性監督が多い。フィクションより遥かに。拝見できてない作品も多く、推薦などおこがましいことです。同時に、レンタルショップや図書館で立ちすくむように、自分の観ていない作品の山に途方に暮れるとき、映画を仕事にする重さと、未知の世界を外からひらかれる喜びが湧いてきます。一種のマゾ?と自問自答する瞬間です。