香港国際映画祭に来ています

3月20日に始まり4月5日に閉幕する、香港国際映画祭に参加しています。
所沢で開催する「世界が注目する日本映画たち」が終了してからの渡航を組んでいたので、終盤の参加となりました。が、丁度コンペティションの表彰式も昨夜だったので、ノミネートされた監督たちとも同じ時期の滞在が可能となりました。

コンペティションの結果としては、PFFから出品した『世界グッドモーニング!!』は国際批評家連盟賞のスペシャルメンションに留まりましたが、ドキュメンタリー映画を対象にした「人道賞(HUMANITARIAN AWARD FOR DOCUMENTARIES)」グランプリを、想田和弘監督の『Peace』が受賞しました。
日本公開が迫る『Peace』。是非ご覧ください。

香港も異様な寒さが続いており、道行く人々はすっかり冬支度です。
が、元気な中国本土からの買い物客が観光バスを連ねてショッピングモールを埋め尽くし、ホテルの近くのシャネルのお店では、入場制限をして長い列をさばいています。
ああ、この購買意欲に溢れる人々を日本に招聘できたらなあ・・・と思わずにはいられませんが、日本を避ける雰囲気は日に日に高まり、キャセイパシフィック便で招待された監督たちの帰国フライトが、関空行きに変更になるかもしれないということで、今、気を揉んでいます。

見えない恐怖の中どう暮らしていくか、どう映画に向きあっていくか、考える香港の日々です。