最終審査員

入選作品の中から、グランプリなど3賞5作品を選ぶ最終審査員の方々をご紹介します。
※敬称略。五十音順

  • 映画監督

    菊地健雄

    KIKUCHI Takeo

    助監督として瀬々敬久監督、黒沢清監督、レオス・カラックス監督、石井裕也監督らの作品で活躍。出身地足利市を舞台にした『ディアーディアー』(15年)で監督デビュー後も、恩師の作品の助監督を務めるなど軽やかなフットワークをみせる。その後、『ハローグッバイ』(16年)、『望郷』(17年)、『体操しようよ』(18年)でも卓越した手腕をみせ、近年は、テレビ東京ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』などのドラマ作品から、Amazon Prime Video『ショート・プログラム』、Netflixシリーズ『ヒヤマケンタロウの妊娠』など世界配信作品まで精力的に活動中。

  • (C)御堂義乘
    浪曲師・曲師

    玉川奈々福

    TAMAGAWA Nanafuku

    出版社勤務の1995年、二代目玉川福太郎に曲師(三味線)として入門。師の勧めにより2001年より浪曲師となり2006年名披露目。古典のみならず、その卓越したアイディアとセンスで、落語・講談・能・オペラ・音楽・文学・映画など、多ジャンルの表現と浪曲との共演や新作創作などをプロデュースし、定席の浅草木馬亭のみならず、様々な観客、会場に広く新風を吹き込んでいる。2018年から渋谷ユーロライブ「浪曲映画祭」の企画を監修。同年文化庁文化交流使として、海外7か国に浪曲を届ける。2019年第11回伊丹十三賞を受賞。

  • (C)横山翔平
    俳優

    とよた真帆

    TOYOTA Maho

    高校在学中にモデルデビューし、パリコレクションにも出演。1989年女優デビュー。以降多数のTVドラマや映画、舞台に出演。2001年カンヌ映画祭コンペに出品された『月の砂漠』で青山真治監督と出会い、パートナーとして併走。女優業の他にプロデューサー、画家、京友禅の絵師や着物デザイナー、家具などの木工、手芸など、その多岐に渡る芸術的な好奇心と才能、造詣の深さでも著名。ハンドメイドの普及に貢献した著名人・クリエイターを表彰する「JAPAN Handmade of THE YEAR 2018」を受賞。

  • 映画監督

    三島有紀子

    MISHIMA Yukiko

    18歳から自主映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局。「NHKスペシャル」などで市井の人々を追うドキュメンタリーを企画・監督。独立後、フリーの助監督として活動、ニューヨークHBスタジオのワークショップに参加。オリジナル脚本・監督作品『しあわせのパン』(12年)で注目され、『ぶどうのなみだ』(14年)、『繕い裁つ人』(15年)と続く。『幼な子われらに生まれ』(17年)は、第42回報知映画賞監督賞など国内外で受賞多数。最新作『Red』(20年)、イタリアで特別上映の発端となった短編『よろこびのうた Ode to joy』や『IMPERIAL大阪堂島出入橋』の気骨ある演出も注目される。

  • 俳優

    光石 研

    MITSUISHI Ken

    高校在学中『博多っ子純情』(1978年)の主役に抜擢されて俳優デビュー。以来、映画、ドラマ、舞台で名バイプレイヤーと呼ばれ、特に映画では欠かせない存在として、インディペンデントから日本のメジャーやハリウッド映画まで200本に及ぶ多彩な作品で活躍。同郷の青山真治監督との縁は深く『EUREKA/ユリイカ』(01年)で、第16回高崎映画祭最優秀助演男優賞受賞。近作は『由宇子の天秤』(21年)、『メタモルフォーゼの縁側』(22年)、『異動辞令は音楽隊!』(8月26日より公開)、ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日)など。