◎特別企画 世界が湧いた「羽仁進監督特集」

誰も観たことのなかったカメラと被写体との距離

『教室の子供たち』

[1954年/35mm/モノクロ/29分]

監督・脚本:羽仁進

撮影:小村静夫

日本に於けるドキュメンタリーの概念を覆した、羽仁進の代表作。小学2年生の教室をみつめる監督の「眼」は、カメラなどまるで意識しない、活き活きとした子供たちの姿を捉える。その圧倒的なみずみずしさに驚嘆!

羽仁 進 はに・すすむ

1928年生まれ。岩波映画製作所設立に参加。教育・記録映画を手がけ注目され、その後ドキュメンタリーの手法を多用した劇映画で、高い評価を得る。長くアフリカに通い動物を記録するなど、その活動の幅も大きい。近年、ウィーン映画祭、NYリンカーンセンター等で特集上映が相次ぐなど、今、最も再評価の気運高まる日本の監督である。

◎上映日程

  • 【東京会場】2014年9月21日(日) 12:00~ ※『絵を描く子どもたち』と併映。 ※金子 遊(批評家・映像作家)、岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員)来場!

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