監督:小田 学 おだ・まなぶ
1980年 埼玉県出身。日活芸術学院27期演出コース卒業
20歳ぐらいのとき、海の家でバイト中に知り合った男性から「俺は映画をやっている。俺と一緒に住んだら5万円の車をやるから、お前も映画の学校に入って映画を撮れ」と言われ、その気に。日本映画学校を4回落ちて、日活芸術学院に入りました。約束通り、車をもらい、一緒に住んで、ナンパの方法含め、いろいろなことを教わりました。卒業後、ずっと自主映画を撮ってきました。一方、『ネオ桃太郎』の監督役の山本圭祐とキジ役の小笠原結と「劇団兄貴の子供」をやりながら、「映像制作アニキのコドモ」でドキュメンタリーなどを撮ってもいます。録音マン役で出ているアニメーション作家の岩井澤健治から、「明るいコメディを撮れる人は少ないから、小田くんはコメディを撮ったほうがいいよ」と言われて、『ネオ桃太郎』を撮りました。ここまでは「一応お笑いみたいな感じです。どっちかというと笑えます」みたいに言葉を濁してきましたが、次の長編は、ちゃんと「コメディをやります」と言い切って作ります。ゲイのロードムービーを構想中です。絶対に面白いですよ。
- 繰り返し観ている作品
- 『マルホランド・ドライブ』(01年/デヴィッド・リンチ監督)
- 最近観て面白かった作品
- 『ル・アーブルの靴みがき』(11年/アキ・カウリスマキ監督)
- 好きな映画監督
- 伊丹十三
- 主役にしたい俳優
- なぎら健壱
【フィルモグラフィー】
『ネオ桃太郎』(2014年/20分/カラー)