◎コンペティション部門 PFFアワード2014

PFFアワード2014 ジェムストーン賞(日活賞)受賞作品

流れるような掛け合いが爆発する、全力コメディ

『ネオ桃太郎』

Neo Peach Boy
[2014年/20分/カラー]

監督・脚本・編集:小田 学

撮影:中島元気、春木康輔/編集:長江悠介/助監督:今村瑛一
出演:尾浜義男、山本圭祐、柳沢茂樹、渡 猛、小笠原 結、依田哲哉、青木宏幸

この映画のキーワード

  • コメディ作品
  • スピード感溢れる緻密な演出
  • 自主映画あるある

セレクション・メンバーによる解説

大学の映画サークルの熱き連中が廃工場で撮影中…タイトルは『ネオ桃太郎』、時代劇だ(笑)。監督は夢中過ぎて周りが見えてない。主演は無闇に役に入り込んでいる。撮影監督はサークルOBで扱いづらい。現場で女口説いてる奴がいる…さまざまな撮影アルアルを乗り越えて、さあ『ネオ桃太郎』は完成できるのかーっ!?
劇団兄貴の子供主宰でもあり「本当に笑えるコメディ」を撮る事で知られる鬼才・小田学監督がついにPFFに乗り込んできた!彼が今回題材に選んだのはズバリ「映画撮影」だ。ココで描かれるさまざまは、もしこれがスポーツサークルであっても旅行サークルであっても料理サークルであっても成立する普遍性がある。だから誰もが爆笑しながら涙するのだ! 僕も涙した。そう『ネオ桃太郎』は映画撮影をする全ての者が涙する「爆笑巨編」なのだ!

文:小林でび(映画監督・役者)

監督:小田 学 おだ・まなぶ

1980年 埼玉県出身。日活芸術学院27期演出コース卒業
20歳ぐらいのとき、海の家でバイト中に知り合った男性から「俺は映画をやっている。俺と一緒に住んだら5万円の車をやるから、お前も映画の学校に入って映画を撮れ」と言われ、その気に。日本映画学校を4回落ちて、日活芸術学院に入りました。約束通り、車をもらい、一緒に住んで、ナンパの方法含め、いろいろなことを教わりました。卒業後、ずっと自主映画を撮ってきました。一方、『ネオ桃太郎』の監督役の山本圭祐とキジ役の小笠原結と「劇団兄貴の子供」をやりながら、「映像制作アニキのコドモ」でドキュメンタリーなどを撮ってもいます。録音マン役で出ているアニメーション作家の岩井澤健治から、「明るいコメディを撮れる人は少ないから、小田くんはコメディを撮ったほうがいいよ」と言われて、『ネオ桃太郎』を撮りました。ここまでは「一応お笑いみたいな感じです。どっちかというと笑えます」みたいに言葉を濁してきましたが、次の長編は、ちゃんと「コメディをやります」と言い切って作ります。ゲイのロードムービーを構想中です。絶対に面白いですよ。

繰り返し観ている作品
『マルホランド・ドライブ』(01年/デヴィッド・リンチ監督)
最近観て面白かった作品
『ル・アーブルの靴みがき』(11年/アキ・カウリスマキ監督)
好きな映画監督
伊丹十三
主役にしたい俳優
なぎら健壱

【フィルモグラフィー】
『ネオ桃太郎』(2014年/20分/カラー)

◎予告編

◎上映日程

  • 【東京会場】2014年9月16日(火) 18:30~ / 2014年9月19日(金) 15:30~ ※監督、出演者など来場予定。
  • 【京都会場】2014年12月13日(土) 12:00~ / 2014年12月17日(水) 12:00~
  • 【名古屋会場】2014年12月21日(日) 13:30~ ※小田監督、来場予定。
  • 【神戸会場】2014年12月23日(火・祝) 18:00~ ※小田監督、来場予定。
  • 【福岡会場】2015年4月26日(日) 11:30~

このページの上部へ戻る