監督:中川和博 なかがわ・かずひろ
1986年 奈良県出身。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業
幼いころから特撮映画が好きで、ミニチュアを作る仕事ができればと漠然と思っていました。次第に監督に興味を抱き、高校時代から友人と自主制作映画を撮り始めました。宇宙生物に寄生される高校生を描いた作品や、大学卒業後に撮った『ほしをさがして』という、夜空に星が見えなくなった近未来の東京を舞台にした作品などを制作しました。大学卒業後はフリーランスの助監督として働いています。『怪獣の日』のスタッフのほとんどは大学の同期で、撮影現場で各部の助手として働いているメンバーです。怪獣の映画が撮りたかったのが一番の制作動機ですが、東日本大震災を経て、災害後も人の物語は続くと感じ、怪獣災害の「その後」を描きました。怪獣はフルCGで、私が描いたラフなイメージ画をもとにクジラの死体写真などを渡して、田村健氏にデザイン&モデリングをお願いしました。今年7月、毎年シカゴで開催されている、ゴジラと日本の怪獣ファンのためのイベント「G-FEST」で招待上映されました。
- 繰り返し観ている作品
- 『ジュラシック・パーク』(93年/スティーヴン・スピルバーグ監督)
- 最近観て面白かった作品
- 『ゼロ・グラビティ』(13年/アルフォンソ・キュアロン監督)
- 好きな映画監督
- スティーヴン・スピルバーグ、ポン・ジュノ
- 主役にしたい俳優
- ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
【フィルモグラフィー】
『怪獣の日』(2014年/30分/カラー)、『ほしをさがして』(2009年/13分/カラー)