『すべての夜を思いだす』に、『aftersun/アフターサン』の撮影監督グレゴリー・オーク氏ら、著名人15名から応援コメント到着!初日舞台挨拶&トークイベント、サントラ発売も決定。

映画祭ニュース

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3月2日(土)より、ユーロスペースにて公開となる、第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』

公開を前に、本作に対する応援コメントが到着しました!
コメントを寄せたのは、昨年の大ヒットが記憶に新しい『aftersun/アフターサン』の撮影を手掛けた、グレゴリー・オーク撮影監督ら15名。映画にとどまらず、さまざまなジャンルの著名人が清原監督の描く世界を絶賛しています。

また、封切りとなる3月2日(土)には監督、キャストによる初日舞台挨拶が決定しました。さらに公開2日目の3月3日(日)には、トークイベントも決定。『すべての夜を思いだす』と共に、昨年のベルリン国際映画祭にフォーラム部門に招待された『石がある』の太田達成監督をゲストにお迎えし、清原惟監督と太田監督がじっくり語ります。「PFFアワード2017」に同期入選した、両監督のトーク、ご注目ください!

さらに、本作の公開にあわせて、思考家・作家の佐々木敦が主宰するHEADZより、オリジナル・サウンドトラックの発売が決定。音楽を担当したのは、ジョンのサン、ASUNA、mado & supertotoes、ESVの4組。映画完成後も、メンバーそれぞれが独自に物語に想像を馳せて制作が続けられ、最終的には映画にも収めきれなかった楽曲も含め全40曲を収録。アルバムの曲順は映画本編の時系列に沿ったものとなっており、映画鑑賞後にも追体験ができるような構成であると同時に、アルバム単体としても統一感を持った一つの物語を体験できるような作品になっています。


国内外の著名人、総勢15名からコメント到着!※五十音順

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人が忘れても道は覚えている。今日という日が、あらゆる時間につながっていると感じる映画でした。
朝吹真理子(小説家)
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忙しく生きていたらこぼれ落としてしまいそうな、ゆっくり生きてる人にだけ見える宝物みたいな瞬間が、ニュータウンという街を軸に星座みたいに散らばっている。私たち観客は、街を行き来する魅力的な登場人物たちに連れられて、その星座をひとつひとつ拾い集めることになる。
石原 海(アーティスト/映画監督)
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緑と黄緑の何と美しい、膨らむ一面の木、形作られた道の草、土混ざる淡い芝生。鳥の鳴き声、風の音、光と暗さが私たちにも迫る。その中に穏やかで不穏な彼女らの日常、得て失ってきた時間が流れる、それも私たちに迫る。
井戸川射子(詩人/小説家)
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かつてそこにあった物たちが、出来事たちが、記憶たちが、誰にも語られることもなく、至る所に生ずる亀裂から噴出してくる。それらは過去や未来もなく、現在に同時に存在している。権力とは無縁の、小さな無名の記憶たちの救済。いまの日本だからこそ見えてくる風景だ。
ヴィヴィアン佐藤(芸術家/非建築家)
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バスの車窓から見た景色のようにどこまでも横にずれていく。偶然の出来事が重なりながらどこにもつながらない。こういう中心を欠いた豊かな時間が、人生には確かに存在していると思った。
カゲヤマ気象台(劇作家/演出家/円盤に乗る派)
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魅力的なダンスシーンがある映画が好きなんですが本作はまさにそうです。ダンスシーンは映画の本筋には大体関係ないけれど、そもそも私たちが生きている時間には本筋なんてないですよね。この映画の時間の中にずっといたいと思いました。
金川晋吾(写真家)
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ある一日の営みや喜びと悲しみ、偶然の出会いを通して、映画は見事に私たちを深い思索へと導いていく。いかに私たちの人生は予期しない形で進み、時間の中で関わり合い、その瞬間が積み重なって意味深いものになりうるか。いろいろなことを考えさせられる、そして静かに心に残る作品だ。サウンドトラックも素晴らしい!
グレゴリー・オーク(『aftersun/アフターサン』撮影監督)
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街は見知らぬ人々の記憶の総和、視認不可能なあらゆる死と生が蠢く場所。
『すべての夜を思いだす』は、画面に漂流する言葉なき空気でそれを伝える稀有な映画だった。
児玉美月(映画批評家)
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なんでもないように見える特別な一日。
その日を乗り越えようとするあなたを、見知らぬ誰かが覚えていてくれるかもしれない。
気づいてくれた人がいたんだよ、とそんな眼差しで、すれ違う人同士が描かれていく。
だから、彼女たちが一人でいても、孤独ではない夜が訪れる。そして、この一日を見届ける私たちに、救われる思いがあることを教えてくれる。
小森はるか(映像作家)
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誰かに誘われたい気持ちと、一人でいたい気持ちの間にある感情にわれわれは名前をつけないまま、ないことにしている。
それを音楽にしようとするのがジョンのサンで、映画にしようとしたのが本作、ということかもしれない。
違ってもかまわん。傑作に変わりない。
Summer Eye/夏目知幸(ミュージシャン)
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心地のよい時間がながれている映画だ。
それぞれの目的を持つ三人の女性が、古くて新しい多摩ニュ―タウンのそこここにあらわれる。
まるでニュ―タウンの精霊のように――
中澤日菜子(小説家/劇作家)
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画面に木や草がはみ出してくる。それはかつて人間に消されたもの。削られた山に建てられた団地でそれらだけが濃く、人間は薄い。このまま映画から人間が消えていくんじゃないかと思った。かつてこうして人間がいたんだよ、というとき見るのはこの映画のような風景かもしれない。
山下澄人(小説家)
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人々はお互いを知らぬまますれ違い、見つめあい、想像しあう。そこには土地の歴史も死者も、観客であるこの私も巻き込まれる。私はこの映画の特に後半をかつてない動揺とともに見た。ここにすべてがあると感じた。
山本浩貴(小説家/デザイナー/いぬのせなか座主宰)
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引き込まれる空気感、美しく完璧に切り取られた絵、端々まで命が宿っている。
スクリーンに流れていく時間、何処かで見たかも知れない風景やシチュエーション。
ふと立ち止まり、日常ー "生きる"ということ、我々の物語に共鳴する。
米田知子(写真家)
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あった事、あったかもしれない事、
気づかないけど静かに交差している事、
この感情を久しぶりに思い出した。
渡辺 花(ビジュアルアーティスト/tamanaramen)


初日舞台挨拶&2日目トークイベント決定!
①初日舞台挨拶
日程:3月2日(土) 18:25~の回上映後
会場:ユーロスペース
登壇者(予定):清原惟監督、兵藤公美、大場みなみ、内田紅甘、遊屋慎太郎

②トークイベント
日程:3月3日(日) 14:40~の回上映後
会場:ユーロスペース
ゲスト:清原惟監督、太田達成監督(『石がある』)


オリジナル・サウンドトラック発売決定!
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タイトル:『清原惟監督作品「すべての夜を思いだす」オリジナル・サウンドトラック』
アーティスト:ジョンのサン、ASUNA、mado & supertotoes、ESV

企画番号:WEATHER 85 / HEADZ 262
価格(CD):2,300円+税(定価:2,530円)
発売日:2024年3月8日(金) ※3月2日(土)ユーロスペースにて先行発売予定
フォーマット:CD / Digital


第26回PFFスカラシップ作品
『すべての夜を思いだす』
3月2日(土)より、ユーロスペースにて公開(全国順次)
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