第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』(清原惟監督)、来年3月2日(土)より公開決定!予告編も完成。

映画祭ニュース

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今年2月の第73回ベルリン国際映画祭を皮切りに、次々に海外映画祭で上映され、9月には北米での公開も果たした、清原惟監督による第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』が、2024年3月2日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開になります。

このたび、日本版ポスターに加え、日本版予告編が完成しました!







初長編作となった、PFFアワード2017 グランプリ受賞作『わたしたちの家』から、2作品連続ベルリン国際映画祭に出品という快挙を成し遂げたあとも、世界中の映画祭からの招待が続いていることに加え、日本より先に北米劇場公開が実現。

「優美!」(ニューヨーク・タイムス紙)「穏やかで素晴らしい」(クライテリオンデイリー誌)「人生の純粋な喜び」(ザ・フィルム・ステージ)「とても見逃すことのできない幻想的な体験」(フィルム・スレット)などと、その感性と独自の世界観が海外メディアからも激賞されている清原惟監督。

去る9月には、「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」に来日した、フランスの巨匠、アルノー・デプレシャン監督と、『イスマエルの亡霊たち』の上映で対談。その際、デプレシャン監督から本作に対し、惜しみない賛辞が送られ、このたび、新たなコメントも到着しました。

人々の間に流れる空気が、素晴らしかった。
―――アルノー・デプレシャン(映画監督)

来年3月の劇場公開まで、どうぞお楽しみに!




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第26回PFFスカラシップ作品
『すべての夜を思いだす』監督・脚本:清原 惟

2024年3月2日(土)より、ユーロスペースにて公開(全国順次)
【公式サイト】


【映画祭受賞歴・出品歴】
第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門 正式出品
第13回北京国際映画祭 フォワード・フューチャー部門 審査員特別賞受賞


ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ 2023 正式出品
第23回ニッポン・コネクション ニッポン・ビジョンズ部門 正式出品
第12回クリチバ国際映画祭 インターナショナル・コンペティション部門 正式出品
第23回台北映画祭 アジアン・プリズム部門 正式出品
第71回メルボルン国際映画祭 アジア・パシフィック部門 正式出品
第71回サン・セバスチャン国際映画祭 サバルテギ・タバカレラ部門オープニング上映
第29回釜山国際映画祭 A Window on Asian Cinema部門 正式出品
第20回香港アジア映画祭 ニュー・タレント・アワード部門 正式出品
第1回サウス・バイ・サウス・ウェスト・シドニー ビジョンズ部門 正式出品
第64回テッサロニキ国際映画祭 フィルム・フォワード・コンペティション部門 正式出品

【ストーリー】
高度経済成長期と共に開発がはじまった、東京の郊外に位置する街、多摩ニュータウン。入居がはじまってから50年あまりたった今、この街には静かだけれど豊かな時間が流れている。春のある日のこと。誕生日を迎えた知珠(ちず/兵藤公美)は、友人から届いた引っ越しハガキを頼りに、ニュータウンの入り組んだ道を歩きはじめる。ガス検針員の早苗(大場みなみ)は、早朝から行方知らずになっている老人を探し、大学生の夏(見上愛)は、亡くなった友人が撮った写真の引き換え券を手に、友人の母に会いに行く。世代の違う3人の女性たちは、それぞれの理由で街を移動するなかで、街の記憶にふれ、知らない誰かのことを思いめぐらせる。




■『すべての夜を思いだす』

監督・脚本:清原 惟
出演:兵藤公美、大場みなみ、見上 愛、内田紅甘、遊屋慎太郎、奥野 匡、能島瑞穂、川隅奈保子、中澤敦子、佐藤 駿、滝口悠生、高山玲子、橋本和加子、山田海人、小池 波
プロデューサー:天野真弓/撮影:飯岡幸子/照明:秋山恵二郎/音響:黄 永昌/美術:井上心平/編集:山崎 梓/音楽:ジョンのサン&ASUNA/ダンス音楽:mado&supertotes, ESV/振付:坂藤加菜/写真:黑田菜月/タイトルロゴデザイン:石塚 俊/制作担当:田中佐知彦 半田雅也/衣裳:田口 慧/ヘアメイク:大宅理絵/助監督:登り山智志/監督応援:太田達成/監督助手:岩﨑敢志

2022年/カラー/116分
配給:一般社団法人PFF
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