女性が5人にひとりに!スマホ作品も珍しくない!新時代に突入した「PFFアワード2018」応募本数から見える、自主映画の現在。

映画祭ニュース

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昨年『わたしたちの家』でグランプリを受賞した、清原惟監督(左)
3月22日(木)に締切を迎えた「PFFアワード2018」の作品募集。

本年は、529作品のご応募をいただきました。

ベルリン国際映画祭と香港国際映画祭の受賞者が全員女性監督だったことが象徴するように、
女性監督の時代が囁かれています。
PFFでも応募者の21.7%が女性という、過去最高数を記録しました。

また、ここ3年でスマートフォンで撮影された作品が次々に誕生しているほか、
昨年スタートしたネットでの応募が70%を超えるなど、映画づくりがデジタルにより、
よりパーソナルになる時代を感じます。

パーソナルゆえに、世界中の観客を驚かせるような、個性的でエネルギッシュな作品が生まれる可能性は高まります。
個人の想いを伝える自主映画は、若さならではの表現に最も向いた方法かもしれません。

そこでPFFでは、10代の皆さんが出品しやすいよう、【U-19割引】などのアイデアを計画中です。
「PFFアワード」は、毎年3月下旬頃を締切に、作品募集を行っています。
新学期に入り、学校やサークルなどで、これから映画をつくる皆さん、ぜひ来年PFFに応募してください!

※今年の応募データをまとめましたので、ご覧ください。
★PFFアワード2018応募データ


なお、ご応募いただいた作品は、16名のセレクション・メンバーにより、既に審査がスタートしています。
4か月かけてじっくり作品を拝見し、7月初旬の入選発表を予定しています。

そして、入選作品は、9月8日(土)からの「第40回PFF」にて、
フィルムセンターから新たに生まれ変わった「国立映画アーカイブ」の大スクリーンで上映され、多くの観客に出会います。

ぜひご注目ください!


★映画祭「第40回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」開催概要
【会期】2018年9月8日(土)から22日(土)まで ※月曜休館
【会場】国立映画アーカイブ(旧 東京国立近代美術館フィルムセンター)