「PFFアワード2013」入選作品発表!

映画祭ニュース

第35回

大変お待たせいたしました。
「第35回PFFぴあフィルムフェスティバル」のコンペティション部門「PFFアワード2013」の入選作品を発表いたします。応募総数511本の中から、厳正な審査を経て決定した16作品です。

これら入選作品は、9月14日(土)~20日(金)の日程で渋谷シネクイントにて開催される、「第35回PFFぴあフィルムフェスティバル」での上映の後、名古屋、京都、神戸、福岡と全国を巡回します。ぜひいずれかの会場で、作品をご覧ください。



「PFFアワード2013」入選作品

 『愛のはずみ』

 監督:佐藤悠玄

 22歳 / 東京都出身

 『いたいのいたいのとんでいけ』

 監督:朴 美和

 27歳 / 東京都出身

 『踊ってみせろ』

 監督:伊藤裕満

 36歳 / 新潟県出身

 『カワツヒロアキ君、はい!』

 監督:河津宏亮

 22歳 / 熊本県出身

 『きみの信じる神様なんて本当にいるの?』

 監督:猪狩裕子

 28歳 / 東京都出身

 『疾走ラブレター』

 監督:山本圭祐

 21歳 / 埼玉県出身

 『震動』

 監督:平野朝美

 28歳 / 東京都出身

 『それからの子供』

 監督:加藤拓人

 22歳 / 宮城県出身

 『トータスと私』

 監督:川喜田茉莉

 22歳 / 神奈川県出身

 『His Eye Is On The Sparrow』

 監督:田島由深

 22歳 / 東京都出身

 『女島』

 監督:泉谷智規

 30歳 / 奈良県出身

 『山守クリップ工場の辺り』

 監督:池田 暁

 37歳 / 東京都出身

 『夜とケイゴカー』

 監督:市川悠輔

 27歳 / 山形県出身

 『夜の法則』

 監督:山下洋助

 22歳 / 神奈川県出身

 『Living with the Dead』

 監督:富樫 渉

 28歳 / 埼玉県出身

 『LONG RIVER FRIEND』

 監督:荒井周士

 21歳 / 茨城県出身

※作品名五十音順。年齢は応募時のものです。


一次審査通過作品

『青し時雨』
監督:飯塚花笑
『そして泥船はゆく』
監督:渡辺紘文
『雨粒の小さな歴史』
監督:中川龍太郎
『友達がいない』
監督:三原慧悟
『笑顔の向こう側』
監督:佐島由昭
『ねじバネ』
監督:新原良兵
『踊る食卓』
監督:工藤隆史
『白色背景』
監督:矢野瑛彦
『過日来』
監督:藤川史人
『バクレツ!みはら帝国の逆襲-世界解放宣言-』
監督:三原慧悟
『グッバイ・マーザー』
監督:福田桃子
『始まりの風景』
監督:篠原 篤
『寿』
監督:田中希美絵
『春くんとの密月』
監督:赤塚 難
『この澄みきったとき』
監督:桑原飛向
『ひだまりのこどもたち』
監督:原田真嗣
『さよなら、さよなら、さよなら』
監督:片岡大樹
『ひより日和』
監督:森明沙織
『さよなら三角形』
監督:川添 彩
『(不)完全人間』
監督:桑水流勇気
『三銃士』
監督:マエダセイヤ
『FORMA』
監督:坂本あゆみ
『白黒の森の象』
監督:岡 真太郎
『ポコペンポコペン』
監督:関 俊太
『scratch』
監督:永野義弘
『ロングスカート』
監督:佐久間朋子
『戦場』
監督:松本浩志
『私の青へ』
監督:青木翔子

※作品名五十音順。


「PFFアワード2013」応募データ

【応募データ】
応募総数:511本
合計時間:340時間22分 平均時間:39.96分
平均年齢:28.9歳(最年少:11歳、最年長:61歳)
男女比 男性(413名):80.8%、女性(98名):19.2%
上映フォーマット比 フィルム作品(8本):1.6%、ビデオ作品(503本):98.4%


【入選監督データ】
入選本数:16本
平均年齢:25.9歳
男女比 男性(11名):69%、女性(5名):31%


PFFディレクターより

自分で、自主的に、誰からの依頼もなく、これだけの映画を創りあげる人々に、まず敬意を表します。
ご応募ありがとうございました。

511作品にのぼる力作を前に、セレクション・メンバー16人は、連日、ときめきと緊張の時間を過ごしました。
映画や映像、そして広い意味での創造に関わる人、一般観客としての視点が必要な職業に就く人、など、とりどりのバックグラウンドを持つセレクション・メンバーにとって、応募作品を拝見するのは、各人における「映画」とは何か?何を「映画」に期待するのか?という問いかけにもなる時間であり、まだ見ぬ観客の存在を想像する、大きな責任を感じる時間であり、まだ見ぬつくり手との邂逅を、心待ちにする悦びの時間でありました。

それぞれ一日をかけて行った、一次と二次の審査会議では、映画をみること、それについて語ること、他者の視点を聴くこと、の大切さを改めて知る時間でもあります。
「映画は観客が完成させる」とはよく聴く言葉ですが、私たち16名は、ご応募いただいた作品の最初の観客として、今回の入選作品をラインナップしました。
様々な意見が飛び交い、話の尽きない会議であり、入選決定は毎年悩みの固まりですが、いずれの作品も、これから遭遇するであろう新たな観客の心をうつ力を秘めています。
「是非、スクリーンでの体験を!」と願わずにはいられない16作品を、本年のPFFアワード2013入選作品として、上映します。

尚、会議では、入選作品と並び、『雨粒の小さな歴史』、『踊る食卓』、『戦場』、『始まりの風景』、『春くんとの密月』、『(不)完全人間』、『FORMA』について活発な意見が交わされたこと、『この澄みきったとき』、『そして泥船はゆく』、『友達がいない』、『白色背景』、『ひだまりのこどもたち』、『ひより日和』、『ポコペンポコペン』には、強い推薦者がいたことを、お伝え致します。

自主映画の歴史も、個人映画と呼ばれた時代から遥か、半世紀をゆうに越えています。
今、自主映画は、多分、未体験の方々には想像もできないレベルに達し、「自主映画」という言葉すら、適しているかどうか考えざるを得ない状況です。
明らかに、新たな時代に突入している、これらの映画を、多くの方に是非体験いただきたく、第35回PFFを構築して参ります。

9月14日から一週間、渋谷シネクイントで、多くの観客に遭遇できることを、一同心より願っております。


PFFディレクター
荒木啓子


「PFFアワード2013」セレクション・メンバー

荒木啓子(PFFディレクター) 長澤 豊(DVDレンタル店舗経営)
板垣潮美(コミュニティ・マネージャー) 原 武史(DVDレンタル店スタッフ)
江村克樹(PFFスタッフ) 廣原 暁(映画監督)
片岡真由美(映画ライター) 真壁成尚(映像ディレクター)
吉川泰治(能楽堂字幕業者) 水上賢治(映画ライター)
小林でび(映画監督) 皆川ちか(映画ライター)
中西佳代子(編集者・ライター) 森永美華(博物館スタッフ)
中山康人(教師) 結城秀勇(編集者・ライター・映写技師)

※五十音順。



入選作品の詳細は、8月上旬にリニューアル予定の「第35回PFF」ホームページで掲載します。
また、PFFのTwitter&Facebookでも最新情報を発信しておりますので、こちらもよろしくお願いします!

第35回PFFぴあフィルムフェスティバル
9月14日(土)~20日(金)、渋谷シネクイントにて開催!

名古屋:11月12日(火)~17日(日) 、愛知芸術文化センターにて開催
京都:11月、京都シネマにて開催予定
神戸:12月、神戸アートビレッジセンターにて開催予定
福岡:2014年4月、福岡市総合図書館にて開催予定

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