今週末、ミューズ シネマ・セレクション「世界が注目する日本映画たち」ではこんなことが
PFFが企画制作に参加する「ミューズ シネマ・セレクション 世界が注目する日本映画たち」の開催まであと2日と迫り、最終準備に追われています。
会場は、西武新宿線の航空公園駅が最寄りとなる、所沢市の総合文化センター「ミューズ」にある3つのホールのひとつ「マーキーホール」。もしかすると日本大学芸術学部に通っておられる皆様には馴染み深い場所でしょうか?国際的なオペラやクラシックのコンサートも行われる奥行きの深い舞台に、この日の為に大きなスクリーンが張られるのです。
イベントタイトルに"世界が注目する"日本映画たちとあるように、国内のみならず海外でも人気の映画を紹介します。海外の人気とは、例えば映画祭での評判や、劇場公開の成功など。そして、インディペンデント映画の紹介も大きなポイントです。
大量の公開告知をすることの難しいインディペンデント映画は、映画館へ足を運ぶ際の選択肢から漏れがちな厳しい現実がありますが、一方、映画祭や映画イベント、自主上映で多くの観客に長く紹介される映画ともなります。ミューズ シネマ・セレクション「世界が注目する日本映画たち」の3日間は、参加くださった方々に、もしかしたらこれまで注目してこなかった映画たちへの興味を高めていただける機会になるかも、と願い続ける企画でもあります。
そして、この3日間8作品は、上映後に、映画を生み出す側の方々、主に監督をお迎えし、客席からの質問も交えながら、お話しを伺う時間を設けます。
・・・・実はこのイベントのスタート時の2001年には、まだまだ日本映画の世界的人気は実感されていませんでした。映画が「世界への扉」になっている、ということも、知っていただきたいなあと始まったイベントでもあります。
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★というわけで『あん』のみ前売券完売で当日券の
発売がなくなりました。どうぞご了解ください。
河_直美監督作品中、最も世界セールスの拡がった、最も愛される作品と呼ばれることになった『あん』の上映後には、原作者であり、河_監督作品『朱花の月』の出演者でもあるドリアン助川さんが上映後のトークゲストとしてご来場下さいます。原作者がゲスト来場されるのは初めてとなるこの回。進行役の私、かなり緊張しております。
2日目の20日日曜日は、
そして、『滝を見に行く』の撮影は、本年、芸術選奨を受賞された名キャメラマン芦澤明子さん。この日3本目に上映する『岸辺の旅』も芦澤さんの撮影です。キャメラマンに注目しての映画鑑賞もお薦めです。
小学生時代の子牛の学級飼育体験からずっと「牛のお医者さん」を目指してきた新潟県松代町(現・十日町市)の高橋知美さんを追い続けたこのドキュメンタリー。ひとりの少女の成長に、観客である私たちも一喜一憂する時間が流れます。子供から大人まで、ぜひご家族揃って目撃してほしい映画です。
*余談ですが、九州、大分市にあるミニシアター「シネマ5」で昨年最も人気の高かった作品はこの『夢は牛のお医者さん』だったそうで、アンコール上映もなさったそうです。
今回は、「あん」「ぼくたちの家族」「夢は牛のお医者さん」「岸辺の旅」「トイレのピエタ」「ジヌよさらば~かむろば村へ~」「野火」のパンフレットの販売が実現しました!
更に、「野火」では、興味深いインタビューや完成台本も収録された「_本晋也×野火」と題する書籍の販売もございます。
ただ、残念ながら、「滝を見に行く」のパンフレットは在庫がなく、かわりに、この映画の発展形である沖田修一監督のオリジナル書籍「おんなのかぶ」の販売を行います。
「おんなのかぶ」は、そうです、あの古典的名作「おおきなかぶ」を思い起こす名作です。
明後日からの「第16回ミューズ シネマ・セレクション 世界が注目する日本映画たち」ご来場をお待ちしております。