何故PFFでは前売り券購入をおすすめするのか

東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)の通常の上映に行かれた経験のある方ならご存知でしょうが、NFCの通常の上映は、当日券しかありません。
・上映の30分前から2階大ホール入口で発売となる当日券を購入して、入場する。
・その発券開始までは、1階ロビーで、先着順に待つ。
・チケットの販売は、作品の上映開始と同時にストップする。
これがNFCのルールです。

NFCでPFFを開催することを決定するにあたって、さまざまなことが話し合われましたが、ひとつの課題が、チケットの発売方法でした。

コンペティション部門の「PFFアワード」プログラムは、1つのプログラムで、2作品、あるいは3作品の上映が行われます。2作品め、あるいは、3作品めをみにきた、作品のスタッフやキャストなど、関係者が多くおられるのは充分に予測され、その方たちが、2作目以降の上映開始時間を目指してお越しになった場合(すでに上映が開始されている場合)、当日券は販売していません。

勿論、映画のプログラムは最初からみていただければ、それが一番うれしいのですが、目的の作品に向かって駆けつける気持ちはよくわかります。
そこで、「全席指定席制の前売り券」の設定を行うことを決定しました。

この、NFCでは通常行わない「全席指定制前売り券発売」によって、
1:前売り券をお持ちの方は、作品が始まってからでも入場ができる
2:全席指定制にすることにより、開場前に並ぶ必要がなくなる
ということが可能になりました。
同時に、開場時間を、NFCで通常設定する30分前から、15分前にすることも可能になりました。

というわけで、PFF開催中のNFCは、
・前売り券をお持ちの方は、いつでも入場可能。
・会場の開場は、上映開始の15分前。
という特別な時間となりました。

1階ロビーでの当日券発売開始は、通常通り上映の30分前からです。
そして、2階大ホールのロビーを解放しましたので、開場まで、1階ロビーだけでなく、2階ロビーにてお待ちいただくことも可能です。

前売り券は、チケットぴあで扱っております。
*もしも身近にチケットぴあのお店がございましたら、そこでは、前、中、後ろのブロック指定ではなく、ご希望のお席がお選びいただけますので、ぜひご活用ください。

そして、勿論、プログラムの当日券発売も行っておりますので、当日ふら~りとお越しいただいても楽しめます。
現在のところ、まだ、残念ながら完売のプログラムがございません。

そんなこんなで、当日券発売に遅刻しそうな不安のある方には、特に、前売り券購入をおすすめするPFFです。