日本映画がすごいことになっているのです

招待作品発表と口走りながら、まだ発表できてないのは、まるで天使か悪魔かに魅入られたように、プリント探しに翻弄されている某作品の存在からです。
心臓に悪い日々ですが、もう後がない!明日には決定です。

同時に本日は、11月に遠くリトアニアで開催されるワークショップの打ち合わせをして、いっとき、プログラミングの深い穴から逃避していました。
リトアニアに、バルト海沿岸諸国と、日本の才能が集合し、合作映画のワークショップを三日間に渡り実施しようという企画で、PFFが日本の窓口を務めることになりました。応募締切を今月末とし、来週には公募告知の予定です。

その打ち合わせの席で、この二か月PFF漬けだった私がうかつにも見逃していたことを教えられました。今、日本映画がすごい。と。
5月のカンヌ国際映画祭に2本、ただ今開催中のロカルノ映画祭に2本、間もなく開催のモントリオール世界映画祭に2本、ベネチア映画祭に1本、サンセバスチャン映画祭に1本、と、これだけ多くの映画祭のコンペティションに、日本映画が選出されているのは、前例がないのです。驚愕の数字と言えるでしょう。更に付け加えまして、手前味噌のようで恐縮ですが、来月のPFFでご紹介するPFFアワード2011作品から3作品が、10月のバンクーバー国際映画祭と釜山国際映画祭のコンペティション部門への招待が決定しました。各映画祭の情報解禁日にはお知らせ致します。
と、ここまでで11作品。これからベルリンも選定に来ます。一体一年間でどれだけ国際映画祭のコンペティション出品記録を更新をするのか日本映画!
映画祭は映画の世界の一部ですが、時代を少し早く反映する場所です。ジャーナリストの方々に、是非、この新記録を取材してもらいたいなと思いました。

が、やっぱりPFFに思考が戻ります。
少しでも早く皆様にプログラムを発表できるよう邁進します。