PFFプログラム、かなりみえてきました

今週は結構必死でした。・・・なんだか間抜けなこと言っててすいません。
ここで「決定です!」と晴れやかにプログラム発表することが目標でしたが、未決部分があり残念な夜です。
本年のプログラム、新作映画の上映は、PFFアワード17作品と、PFFスカラシップ作品、そしてもう一作を間もなく発表します。
恒例となりました、旧作を参考上映しながら映画をより深く知るプログラム、も、今年は充実しそうです。長谷川和彦監督、黒沢清監督、岩井俊二監督、河瀬直美監督らから次世代へ伝承する企画、を練っています。
また、ふたつ、びっくりプログラムを実行できるかどうか、予算との戦いも進行中。こんなときに「国会運営年間予算一千億円」という桁の違う話を聞かされると、利子の一部でいいからわけて~!と涙がぽろ~りこぼれてきます。(←国会運営予算貯金されてるわけではないので利子はないですが)

先日お話しましたが、週末に岩手県田野畑村岩泉町、宮城県南三陸町歌津、東松島、など廻り、その直後に「東北三県から自衛隊撤収」のニュースを聞き、大変な作業が地方自治体にかかっていることを痛感しました。瓦礫の撤去は生半可な重機や人手では足りないと実感しました。瓦礫にしろ、放射性廃棄物にしろ、ゴミの捨て場に茫然とする日本の現状。実は私もゴミ問題に直面。放射能除去機能を持つ浄水器を設置するか?と考え、しかし、そのフィルターを廃棄する場所が決まらなければ、単なる汚染源を増やすだけだ~、と実行できません。汚染されたものの安全な廃棄場所が無い、が、さまざまな除去装置は販売されている・・・・生活って、ほんとに難しいですね。映画祭のプログラミングは、比べて何と明快なことでしょう。みせたい映画+みせたい映画祭、の結びつきですもの。
というようなことを、今週来日した釜山国際映画祭アジアプログラマーのキム・ジソクさんと話しながら考えていました。9月のPFFのあとは、10月のバンクーバー、釜山、山形、東京国際、11月の東京フィルメックスと、PFFと縁のある映画祭が立て込んでいます。国内の映画祭の競争もなかなか熾烈な昨今ですが、大きな国際映画祭は、作品のプレミア合戦がヒートアップし、情報収集に余念がありません。5月のカンヌ、8月のロカルノとベネチア、9月のトロント、10月の釜山に、1月のロッテルダムと2月のベルリン。出品する側も、映画祭が競合するシーズンは、出品駆け引きの季節です。勿論PFFアワード2011作品も、出品営業開始しました。

話は変わりまして、繰り返しのお知らせです。
情報誌ぴあの休刊で、PFFも終わるのではとご心配くださる方、多いです。
PFF事務局は、現在、ぴあ編集部とは別の運営ですので、大丈夫です。変わらず継続していきます。ご安心ください。チケットぴあ始め、ぴあも活動変わりません。更に、私の将来の心配をいただくこともあります。ありがとうございます。恐縮しています。311で変化を余儀なくされた日本。映画も今後変化します。きちんとみていきたいと思っています。