監督:市川悠輔 いちかわ・ゆうすけ
1985年生まれ。山形県出身。東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コース卒業。大学卒業後に上京し、仕事をしながら撮影した『夜とケイゴカー』がPFFアワード2013でグランプリを受賞。最新作は『恋文X』(14)。
◎京都会場特別プログラム PFFアワード2012&2013 グランプリ作品特別上映
身勝手な悪友の運転で幕開けする悪夢のドライブ
Night and Keigo's Car
[2013年/45分/カラー]
ケイゴの家にやって来たイッチーは開口一番、「車、貸して」。ケイゴのカーチャンの車を無断で拝借し、イッチーは女子を次々に誘うが、次々に玉砕。やむなく男ふたりで当て所もなくドライブするうち、車を盗まれ、窃盗ヤンキー団と対峙するもケイゴが拉致られ、追い詰められたイッチーは交番襲撃、パトカー強奪。ケイゴ捜索の手がかりを見つけ、ビニールシートに包まれて無残な姿となった友人と再会するが…。
ビビりのくせにプライドの高いイッチーと、イジられ純度100パーセントのケイゴが旅する1泊2日in 茨城。感情の乏しいニート男子、犯罪上等の地元ヤンキー、チェーン系列の店しか点在しない道路など、現在日本の郊外風景が寒々しいほど生々しく描かれていると思いきや…終盤にきてケイゴは突如、私たちに語りかける。「水、もってないですか?」 これは映画ですか?これは現実ですか? 虚構と現実の境を踏み越えてイッチーとケイゴは走る!
PFFアワード2013 グランプリ
1985年生まれ。山形県出身。東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コース卒業。大学卒業後に上京し、仕事をしながら撮影した『夜とケイゴカー』がPFFアワード2013でグランプリを受賞。最新作は『恋文X』(14)。