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PFFディレクターBLOGRSS

2015/10/22 12:54:23

PFFin神戸開催情報に、これを伝え忘れていました!

すいません。神戸開催では、大事なお知らせがあるのでした。

東京会場以外の開催地、つまり、京都、神戸、名古屋、福岡とも、会場は自由席です。
また、前売券は、「PFFアワード」と「招待作品部門」の2種類に分かれるのみで、日時指定券ではありません

そこで、今回、混乱が予想される11月2日(月)の特集サミュエル・フラー『東京暗黒街・竹の家』『フラーライフ』『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』の上映回に限り、整理券を発行し、整理番号順でのご入場とさせていただくことになりました。

概要は以下のとおりです。

【前売券をお持ちの方】
上映日当日の11:00より会場1Fチケットカウンターにて、整理券をお渡しします。
整理番号は11:00よりその日のすべての回の分をお配りします。

【当日券】
上映日当日の11:00より会場1Fチケットカウンターにて整理番号付き当日券を販売致します。
11:00より、その日のすべての回の当日券を販売致します。
というわけで、2日にご来場の皆様は、一階で整理番号をお取りください。
*11月2日(月)以外の会期中は、整理券配布はございませんので、ご注意ください。

また、『フラーライフ』の中でも朗読される「サミュエル・フラー自伝 わたしはいかに書き、闘い、映画をつくってきたか」の発売が迫ってきました。
いまなら、ネット予約で6,000円のところが4,500円で購入できます!【boid詳細ページ】 どっしり重い750ページの本が、クリスマスプレゼントのように届く12月が迎えられます。
東京会場で質問があったのですが、今回の自伝は1990年に発行された「映画は戦場だ!」とは全く別の書籍です。サミュエル・フラーが語る自分史は、映画を観ていない人が読んでもわくわくする、まるで激動のアメリカ映画史でありアメリカ史です。

「映画コーナー」が書店から消えていく昨今、映画をみることと同じように、映画を読む楽しさも、伝えていきたいことになりました。日本で独自に発達した、映画のチラシや映画パンフ。これらも、映画を"読む"楽しみのひとつですね。

話は突然変わりますが、本日、川越の古い映画館、スカラ座に初めて行ってきました。東京で逃した邦画をみるためです。
噂通り、素晴らしい空間でした。
上映時間が迫っており、土地勘のない場所ですから駅からタクシーに乗ったところ、運転手さんに「あそこ洋画しかやってないでしょ?それも古いのばかり」と言われ、道を尋ねたご婦人には、「あらー場所はあの角を曲がったところだけど、もうやってないんじゃない?」と言われ、「地元の映画館」が生活のなかから離れていっていることを痛感し、「いやいや、沢山"今"の名作を上映し続けてますよ」と語ってしまいました。スカラ座の近くには、「小江戸」で名高い、200年近く残る白壁と瓦の見事な通りがありました。ちらっと見る時間しかありませんでしたが、第二次世界大戦で日本中があれほど空爆されなかったなら、こんな街並みがまだまだ沢山残っていたのかしら、と、つい想像してしまいます。白とグレー。見渡す限り同じ素材で、同じトーンで揃えられた空間は、明治に来日した外国人カメラマンによる江戸の記録写真集でみたものと同じで「実物はやはり美しい」ということを、再認識なのでした。

2015/10/20 14:37:05

「第37回PFFin神戸」開催まであと10日

PFF初の試みである"学生スタッフに企画運営を任せた"「PFFin京都」には駆け足訪問だったのですが、神戸開催は、全日程滞在の計画です。

神戸の会場は、淀川長治さんの故郷、かつて神戸最大の歓楽街であった新開地に阪神・淡路大震災後生まれた神戸アートビレッジセンター(以下、KAVCと略)です。

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神戸アートビレッジセンター

10月31日(土)から11月3日(祝・火)までの四日間の会期に
「PFFアワード2015」20作品は、土、日、祝日の三日間で一気上映。
間にある平日、11月2日は関西初上映の『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』『フラーライフ』を含む、サミュエル・フラー祭り!
そして、11月3日には、PFFアワードプログラムの他に、世界を驚かせた短編映画の特集も、という、
京都→神戸→名古屋→福岡と続く全国開催で、最も東京会場に近いプログラムを詰め込んだ四日間が実現する神戸です。

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『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』

更に、新しい試みとして、共同主催のKAVCから提案のあった「映画講座」を実施します。
思わぬ過激な講座の提案にあわわわわ~~~となった私ですが、地元のリクエストには応えます!
というわけで、やります!映画講座。
10月31日(土)の14:30~は、PFFアワード2015入選作品『みんな蒸してやる』(先日の下北沢映画祭でグランプリを受賞。おめでとうございます!)と『チュンゲリア』(『野火』のスタッフ&出演をなさったという峯監督です)上映後に、KAVCスペシャル講座その①「PFF入選の極意」が!
いやーすごいタイトルですね~。「極意」を語るのは、私なんですね~。
聞き手は、本年の「PFFアワード2015」セレクションにも参加されたKAVCの前田実香さん。共にPFFアワード2015応募作品を拝見してきた記憶の新しい今だからこそ、対話を通してみえてくるものがあるのではないか、と、私も楽しみにしています。

次は、11月3日(火・祝)の13:00~特別企画「世界が絶賛した日本の短編たち」の上映に引き続きまして、KAVCスペシャル講座その②「つくる人のための世界の映画最新事情」を開講です。
こちらは、京都在住でインディペンデント映画の海外紹介などの活動もなさっている中西佳代子さんが、聞き手的な役を担ってくださり、今現在の映画状況について情報交換という時間になることでしょう。
勿論、ご来場の皆さんからの質問を受ける時間を想定しています。

神戸が終われば、その10日後から「PFFin名古屋」の開催(愛知芸術文化センター)です。
名古屋は自主映画への興味が高いという感触があるのですが、それは、シネマスコーレとシネマテークという、長い間インディペンデント映画をバックアップしているふたつの映画館の存在が大きいでしょう。
神戸のKAVCや、京都シネマもそうですが、「映画をみせる場所」がある幸せ、を改めて感じるPFFの各地開催です。

話は突然飛びますが、
今月来月と新橋演舞場で行われているスーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」、是非体験してもらいたいと切に思います。実はスーパー歌舞伎は欠かさずみておりましたが、今回の「ワンピース」、一体どんな歌舞伎化に・・と困惑のまま劇場に入り、その素晴らしさに国内外の友人知人にやたらめたらすすめております。
まず、当代猿之助さんの演出手腕に驚愕。多様される映像は学生時代から舞台映像作家として活躍していた上田大樹さん(PFFアワード2003『NEG.WONDERLAND(ネガ・ワンダーランド)』でグランプリを獲得)です。この10年、眼を瞠る舞台の映像は、決まって上田さんだなあと再確認。そして、歌舞伎役者の皆様は勿論のことながら、浅野和之さんがますます素晴らしい。去る9月、PFFの東京開催前の気分転換に出かけた北村想さん作、寺十吾さん演出の「草枕」。ヒロインの那美を演じた小泉今日子さんはじめ、配役が抜群!浅野さんの3役も光る光る!一番の歓びは、夏目漱石世界が見事に見事に舞台化されていたこと。今や"那美"は私の中ですっかり小泉今日子さんになりました。
ところで、浅野和之さんはPFFスカラシップ作品『バーバー吉野』にご出演くださっています。が、全くお話する機会がなかったというか、緊張して何も話せなかったというか、そんな残念な私であります。
それにしても、演劇の躍動感と映画の躍動感は、違う。
舞台をみるたびに、映像の力と生の力の違いを考えてしまう、かなしい職業病を感じつつ、「劇場」が「場所」がある幸せをここでもしみじみと味わうのでした。

2015/10/18 21:50:52

東京国際映画祭に於けるPFF

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第28回東京国際映画祭
東京国際映画祭(TIFF)が目前となり、海外からの来日予定コンタクトが入りはじめ、上映スケジュールチラシを眺めています。

これだけ多彩な作品群、多くの会場ですから、何をみるか決める作業もパズルのようにときめきますが、東京で開催される映画祭は「ちょっと仕事のためにオフィスに戻ったら最後、ずっと仕事に」という状況が多発して、結局殆ど目標達成できない、ことが珍しくないのです。かなしいことです



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山形国際ドキュメンタリー映画祭2015
先週、釜山国際映画祭参加を断念して出かけた山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)は、貴重な映画を観ることにだけに集中できる環境が獲得でき、清々しかったなあと思い出しています。夜は、やはり暗いほうが心が落ち着くことも、山形の街を歩きながら痛感。


YIDFFには、映画を学ぶ学生たちが各地から修学旅行のように参加しているのも印象的です。上映作品の内容から考えると、実は、政治や経済、教育、国際関係を学ぶ学生や教師、あるいは議員や官僚がここで1週間どっぷり映画漬けになったならば、日本の未来はもっともっと拓かれた明晰なものになるのではないかという期待が膨らむ毎日でもありました。

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山形にも登場したばくー
なんと、PFFin神戸のチラシにも登場してもらった、ばくーも、山形までやってきてびっくり!山形でみた映画のことを日本各地で語る人がいるのも、楽しいのです。









話はもどりまして、今年のTIFFでのPFF関連の上映やイベントは3つあります。

10月23日金曜日19:20~からの『あるみち』。「PFFアワード2015」グランプリ受賞作品。
この上映に際し、杉本監督はじめ出演者の来場を予定しています。また、上映後には少し時間の余裕がありますので、杉本監督との質疑応答はじめ、どう時間を使うか企画中です。
【★第28回東京国際映画祭 作品紹介ページ】

10月25日日曜日には、昨年の北野武監督との対話のように、本年のサムライ賞受賞者、ジョン・ウー監督と若い映画人の対話イベントが六本木ヒルズに設定され、上記、杉本監督も登壇します。
「"SAMURAI(サムライ)"賞」第2回受賞者は...

10月29日木曜日には、PFF映画製作特別セミナーの開催です。
【完全招待制】第28回東京国際映画祭 PFF映画製作特別セミナー supported by CINEMA EOS SYSTEM
Supported by CINEMA EOS と副題にあるように、キャノンマーケティングジャパン株式会社の協力により、映画を志す人たちのために、デジタルカメラでの映画撮影についての悩み相談室?のような時間を参加費無料で設けました。
会場は、飯田橋駅にほど近い新しい劇場「神楽座」。
二部構成になっています。
第一部は、出来あがったたばかりの短編映画を題材に、撮影の技術というポイントで鼎談が進みます。
まず、『くじらのまち』『過ぐる日のやまねこ』の鶴岡慧子監督が、学生時代から信頼する撮影の小川努さんと完成したばかりの『焦がれる鼓動』(ただいま絶賛編集中)を上映します。
この作品の撮影について、監督の鶴岡さんと撮影の小川さんに、色々と質問するのが、柳島克己撮影監督です。どうやって撮ったのか、という現場の話や、素晴らしいところ、もう少し工夫できたところ、など、その撮影についての具体的な話が展開する予定ですが、
実はデジタル機材での撮影に関しては、フィルム撮影でキャリアを積んでおられる柳島さんより、小川さんのほうが手馴れている?かもしれない?こともあり、この3者による具体的な技術の話に関しては、どんな話が飛び出すのか、全く予想がつきません。

第二部は、参加者からの質問に答えることをメインにした時間です。
2月に横浜で開催した第一回のこのセミナーでは質問をとる時間を持てなかったこと挽回すべく、この時間を設定します。
第二部は、第一部の柳島さん、鶴岡さん、小川さんに加え、博覧強記で高名な犬童一心監督に参加いただき、様々な視点から、参加者の問いに答えていきます。
参加希望の方からは、申込みの時点で質問をいただいておりますので、第一部、第二部ともそこに答え、かつ、その場での質問も受けられればと計画しております。

TIFFに関係するPFFみっつのイベント、是非ご参加ください。
それが終われば、いよいよPFFin神戸が始まります。
神戸でも、今年は初めて、講座を開催です。
その話は、また、明日!

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