◎コンペティション部門 PFFアワード2014

PFFアワード2014 準グランプリ受賞作品

息も吐かせぬ攻防!驚嘆の忍者アニメーション

『乱波』

Rappa
[2014年/5分/カラー]

監督・脚本・撮影・編集・録音・声の出演:中島悠喜

声の出演:妹尾 想、曽根重千代

この映画のキーワード

  • 5分間の忍者アニメーション
  • 瞬き厳禁のスピード感
  • 縦横無尽の構図

セレクション・メンバーによる解説

5分間の壮絶な忍者軍団vs忍者軍団の死闘! 忍者が走る!跳ぶ!手裏剣が飛ぶ!腕が飛ぶ!首も飛ぶ!その超人的アクションは実写では撮影不可能!SFXでもワイヤーアクションでも実現困難であろうリアルな忍者バトルが、手描きのアニメーションで次々と実現されてゆく衝撃!忍者の真実を見たければこの『乱波』を見るべし。
この短編映画が世界中で上映されることを切に望む。『乱波』は世界中の忍者ファンを魅了し、熱狂させるだろう。『乱波』の忍者は地味でひかえめで、同時にスーパーで最強だ。彼らの戦闘スタイルは世界中の忍者ファンに、ジェダイの騎士のライトセイバー戦クラスのインパクトと熱狂を与えるのではないか。そしてあっという間にクラシックになってしまうのではないか。それくらいの説得力と興奮を『乱波』には感じるのです。

文:小林でび(映画監督・役者)

監督:中島悠喜 なかじま・ゆうき

1990年 東京都出身。東京工芸大学芸術学部アニメーション学科卒業
高校時代はヤンキー漫画を描いていました。大学のことを考えたとき、映像学科はどうだろうと思う一方、やっぱり絵も描きたいと思って、アニメーション学科に進みました。大学に入るころ、忍者のゲームがきっかけで忍者に一気にのめりこみ、小説とか漫画とか、忍者が出てくるものは片っ端から読んで、大学時代は忍者にどっぷりでした。三重県伊賀市や滋賀県甲賀市に行って忍者屋敷や古民家の研究もして、『乱波』に生かしました。卒業制作だったので、気合を入れて、ほとんど自分ひとりで作りました。友達2人だけ巻き込んだんですが、あまり多くの人に頼むと集まる時間の調整とか面倒だから、自分でやるほうが楽なんです。好きな映画監督は北野武で、僕は実写映画にかなり影響を受けていて、実写映画的なものをアニメーションでやっていきたいんです。忍者が登場するストーリーをあれこれ考えるのが大好きです。今は、アニメーション作家の岩井澤健治さんが手がけている長編アニメーション映画『音楽』の制作を手伝っています。

繰り返し観ている作品
『ソナチネ』(93年/北野 武監督)
最近観て面白かった作品
『ゼロ・グラビティ』(13年/アロフォンソ・キュアロン監督)
好きな映画監督
北野 武
主役にしたい俳優
岡村隆史

【フィルモグラフィー】
『乱波』(2014年/5分/カラー)、『突破』(2012年/2分/カラー)

◎上映日程

  • 【東京会場】2014年9月14日(日) 14:30~ / 2014年9月18日(木) 12:00~ ※監督、出演者など来場予定。
  • 【京都会場】2014年12月14日(日) 18:40~ ※中島監督、来場予定。/ 2014年12月16日(火) 16:20~
  • 【名古屋会場】2014年12月18日(木) 18:30~ ※中島監督、来場予定。
  • 【神戸会場】2014年12月20日(土) 19:00~
  • 【福岡会場】2015年4月24日(金) 16:00~

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