監督:岡 真太郎 おか・しんたろう
1984年 千葉県出身。東放映画専門学校デジタル映画科卒業
映画を志したきっかけは、映画『スタンド・バイ・ミー』です。この映画を見たときに感じる「郷愁」のような感情を表現する事が映画制作をする上で、重要なテーマの一つになっています。長い時間をかけて準備していた企画が、大雪のせいで頓挫、急きょ撮ったのが『多摩丘陵の熊』です。専門学校時代の同期と後輩と、スタッフと出演を兼ねて、ごく少人数で撮りました。映画の舞台となった多摩には小学校のときからずっと住んでいて、とても思い入れがある土地です。最初にテーマというか、詩のような言葉が浮かんで、そこから表現方法を考えていきます。言いたいことというより、最初に浮かんだ言葉も作っていく過程で変化していくので、映画を作ることで自分の言いたいことがわかってくる感じがします。今回は、喋らない人に魅力を感じて、そこから何か作れないか考えていきました。テーマの一つが冬眠なので、冬眠を象徴する動物である熊をタイトルに入れました。
- 繰り返し観ている作品
- 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08年/デヴィッド・フィンチャー監督)
- 最近観て面白かった作品
- 『ダラス・バイヤーズクラブ』(13年/ジャン=マルク・ヴァレ監督)
- 好きな映画監督
- 北野 武
- 主役にしたい俳優
- レオナルド・ディカプリオ
【フィルモグラフィー】
『朱夏遠雷』(2014年/6分/カラー)、『多摩丘陵の熊』(2014年/32分/カラー)、『白黒の森の象』(2013年/27分/白黒)