過去の映画祭 PIA FILM FESTIVAL ARCHIVES

2025年:第47回PFF

会場

コンペ部門「PFFアワード2025」は、入選作品22本を上映。
特集企画部門では「ヌーベルバーグ」を特集。ゴダール、トリュフォーらの歴史的名作の上映に加え、8名のセレクターによる「私のヌーベルバーグ作品」企画を展開。山中瑶子&吉田大八監督のトーク回に、石井岳龍監督がサプライズ登壇し、大いに盛り上がった。
3年目を迎えた、8mm映画特集では、80年代のPFF入選8作品に加え、ハーバード大学の自主映画アーカイブプログラムと連携し、伝説の自主映画として名高い手塚眞監督の『MOMENT』など、同校がアーカイブする6作品をデジタル上映。
チケット完売となった、蘇鈺淳監督の第30回PFFプロデュース作品『メイメイ』完成披露上映では、主演を演じる、台湾の王渝萱氏と王渝屏氏の来日が話題を呼んだ。


<招待企画部門 上映作品>
■世界が驚く日本の8mm映画たち
[PFFアーカイブ「自由だぜ!80年代PFF入選作品」]
島田 元『リトル・ウィング』
高城千昭『どてらワルツ‘81』
森永憲彦『爆 BACK』
吉雄孝紀『大麻じゃなくても良いけれど』
クマガイコウキ『吊首姦太郎の青春』
常本琢招『にっぽにーず・がーる』
小松隆志『いそげブライアン』
西尻幸嗣、内田勇治『肉体労働者が空を飛ぶ時、窓ぎわのコーちゃんに恐怖の暗躍団が迫る!!』


[ハーバード大学・自主映画アーカイブプログラム]
手塚 眞『MOMENT』
天野天街『トワイライツ』
グループ・ポジポジ『天地衰弱説第二章』
乙部聖子『Improvisation』
岩田和雄、MAJYOLICA『TFOサイレント短編集』


■ヌーベルバーグ
[映画史的ヌーベルバーグの代表作]
手塚 眞『MOMENT』
天野天街『トワイライツ』
グループ・ポジポジ『天地衰弱説第二章』
乙部聖子『Improvisation』
岩田和雄、MAJYOLICA『TFOサイレント短編集』
ジャン=リュック・ゴダール『女は女である』『女と男のいる舗道 4Kデジタル・リマスター版』
フランソワ・トリュフォー『大人は判ってくれない 4Kデジタルリマスター版』
ジャック・リヴェット『セリーヌとジュリーは舟でゆく』
吉田喜重『ろくでなし』
大島 渚『青春残酷物語』
篠田正浩『乾いた湖』
ロベルト・ロッセリーニ『イタリア旅行』

[私のヌーベルバーグ作品]
山下敦弘『リアリズムの宿』
アキ・カウリスマキ『真夜中の虹』
池田敏春『人魚伝説』
石井聰亙(岳龍)『爆裂都市 BURST CITY』
ジョー・タルボット『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
チェン・カイコ―『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』
今村昌平『復讐するは我にあり』
ジム・ジャームッシュ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
木下惠介『陸軍』


■私が憧れた女優たち〜梶芽衣子デビュー60年記念企画
ルキノ・ヴィスコンティ『若者のすべて 4Kレストア完全版』
川島雄三『しとやかな獣』
マイケル・カーティス『カサブランカ』
成瀬巳喜男『流れる』


■追悼・篠田正浩監督
篠田正浩『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版』


■第30回PFFプロデュース作品
蘇 鈺淳『メイメイ』

概要

東京:2025年9月6日(土)~20日(土)国立映画アーカイブ
京都:2025年11月13日(木)~16日(日)京都文化博物館

最終審査員
門脇麦、関友彦、福永壮志、山内マリコ、山中瑶子