バーント・ノートン

監督:ドラノオト子

ビルの屋上にひとり生活している少女ムー。彼女は海からやって来たクジラ族。「背中は黒で腹は白。ある日背が腹に会いたいと言いだした」やがて少女の内面世界が、スルリと外側へつき抜ける…。大人へと変わりゆく少女期の意識下を、象徴的な映像で再構築した“女性映画”の問題作。心理学的なアプローチをふまえながえら、多重構造をもった独特のメルヘン、あるいは悪夢を織りなしている。

  • 1985年/72分/カラー/8mm 英題:VURNT NORTON
  • 監督・制作・脚本:ドラノオト子
  • 撮影:塚田泰造
  • 出演:金子サトシ、竹藤真一郎、陣野宏史、赤野尚美