筋肉インフルエンザ

監督:市川啓嗣/有馬 顕

NTT DoCoMo賞(撮影・照明賞)

レンタル可能

ジョギングがてら、人さらい。

男の職業はフリーの人さらい。組織からオーダーを受けると、その内容に見合った人物を見つけて次々にさらってきて引き渡す。仕事は早くてスマート。誰が何のために、なんて考えない。情け容赦はない、証拠も残さない。報酬はまあまあ、不満はない。路上で、バーで、街角で、男はさっさと仕事をこなしていく。この世の中、やろうと思えば簡単に、いくらでも人はさらえるものなのだ。だが、ある日、急に気が向かなくなった。人さらい休業。しかしこの世の中、抜けようと思えば簡単に、ヤバイ仕事から抜けられるものなのか?
おそらく、映画史上で最も短時間に多くの人がさらわれる映画。そうしたストーリーも含め、作品全体に流れるふてぶてしさと軽いノリは、凶暴なシーンは全く出てこないにも関わらず、この作品を「バイオレンス映画」と呼ぶのにふさわしいものにしている。また、主人公にスタイルがあり、痛い目に遭わせても遭ってもそれを貫くという点では「ヒーロー映画」でもある。

  • 1997年/11分/カラー/16mm 英題:MUSCLE INFLUENZA
  • 監督・制作:市川啓嗣、有馬 顕
  • 脚本:有島 顕 撮影・編集:市川啓嗣 音楽:市川啓嗣、有島 顕、神森 崇 スタッフ:久山博永、吉田尚央
  • 出演:レオナルド備前、渡辺一志、鈴木祐介、有島 顕、加藤明日香、夏目佳世子、船戸 麗、竹村崇史、高橋友子、杉坂慶子、酒見加容子、星子真知子

海外映画祭

2004年 全州国際映画祭 韓国

レンタル可能作品

料金:15,000円(税別) 貸出フォーマット:16ミリ、ビデオ

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