わたくしと彫塑

監督:山本憲司

最優秀短編賞

「この映画は、わたくしの2年間の数少ない彫塑作品を改めて見直すことにより、大学生活の青春の1ページを顧みようとするものである…」冒頭の生真面目なナレーションが示す通り、ひと言でいえばそんな映画である。しかし、その語りと単純な画面設定が実はあくまでシニカルなギャグであることを観る者は次第に気づいていく。限りなく他愛なく、そこはかとなく奥深い異色の短編。

  • 1988年/5分/カラー/8mm 英題:ME AND PLASTIC FIGURES
  • 監督・制作・脚本・撮影:山本憲司
  • 声の出演:山本憲司