八月のタンゴ

監督:岡崎文生

踊ったら、少しわかった。

17歳の夏休みに最悪の出来事を経験したハナ。好きだった同級生の男に強姦された。最低男に最低の復讐をしようと、クラスでクールな存在のユミを誘う。復讐は成功したかに見えたがハナは反撃され、彼女を救おうとしたユミが男を包丁で刺してしまう。自転車での逃亡を決心する2人。交代で自転車をこぎ続け、辿り着いたのはユミが目的地に決めた海辺の街。そこは彼女の父親が愛人と暮らす街だった…。
ハナに引っ張りこまれた門をくぐることで、自分が解決していなかった問題と対峙するユミ。ユミの強さに触れて自分も強くなるハナ。同じ時間の中で別々に成長する少女の姿が、ドラマチックに描かれる。

  • 1995年/100分/パートカラー/video
  • 監督・脚本・撮影:岡崎文生
  • 制作:山口多美子 音楽:藤原敏弘、神谷武彦 スタッフ:小林直樹、大谷 亘、越坂康史、池田弘司、楢原秀佳、佐藤哲也、荒木 傑、福士あずさ、坂本奈美枝
  • 出演:斉藤あき、橘 智花、辰己 葵、西田早苗、荒木俊和、内田尋義、井上 匡