超愛人
監督:歌川恵子
美人の隣で、申し訳なさそうに笑え。
山田京子はブスである。彼女には桃谷という思いを寄せる男がいる。アタックをかける山田に彼は言う、「友達連れて遊びに来な」。ブスの上に友達のいない山田は、街に出て女の子に声をかける。基準はただ1つ。自分を引き立ててくれるルックスであること。やっと見つけたデブ少女を連れて、晴れて桃谷のアパートに行く山田。しかし桃谷はデブ好きだった。
きれいになるために占いに頼ったり、自分以下と見分けた同性には強気になる主人公は、「ブスってこんな生き物」という笑いの形をとりながら、観客に「あなたの中のブス的な部分」を突きつける。ルックス・コンプレックスの過激な踏み絵映画。
- 1994年/20分/カラー/16mm
- 監督・脚本:歌川恵子
- 制作:澁谷徳子 撮影:首藤 歩、高野 麻 美術・照明:室伏敦子 録音:須賀穣介、青木英美 音楽:小林淳哉
- 出演:戸田志津代、佐藤彩子、グレース
海外映画祭
1996年 | 釜山国際映画祭 | 韓国 |
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