「第40回PFF」の特集上映は、生誕100年のロバート・アルドリッチ!
今年の招待作品部門では、
生誕100年のロバート・アルドリッチ監督特集「女も男もカッコいい!今こそアルドリッチ」を実施します!
アメリカの娯楽映画の巨匠として知られるロバート・アルドリッチは、
優秀な助監督として名を馳せ、自身の制作会社を興し、更に、スタジオを経営し、また、アメリカの映画監督協会理事長も務めました。
「映画以外何の趣味もない」と自ら語るこの監督の多彩で挑戦に溢れる映画世界をスクリーンで紹介します。
男の世界を描くと語られがちなアルドリッチですが、実は女を描く作品も多いことやオープニングシーンの見事さに始まる、ときめく音楽と映像のセンスや繊細かつ気骨ある作風をたっぷり堪能してください。
上映ラインナップ等の詳細は「第40回PFF」公式サイト(8/8アップ)にて発表します。
ご期待ください!
ロバート・アルドリッチ Robert Aldrich
1918年、アメリカ生まれ。
チャップリンやルノワールの助監督を経て、企画もの『ビッグ・リーガー』(53年)で監督デビュー。『アパッチ』(54年)で注目され、原作の大胆なアレンジが光る『キッスで殺せ』(55年)で衝撃を与える。念願の自身のスタジオを創設しハリウッドの内幕を描いた『悪徳』(55年)と戦争の現実を描く『攻撃』(56年)がヴェネチア国際映画祭で、メロドラマに挑んだ『枯葉』(56年)がベルリン国際映画祭で受賞。その後、暫くヨーロッパでの制作が続くが、『何がジェーンに起ったか』(62年)で、往年の大女優ジョーン・クロフォードとベティ・デイヴィスをセンセーショナルに輝かせ復活。続く『ふるえて眠れ』(64年)はサイコホラーの原点となる。それからも気骨ある主人公を斬新な手法で描き『飛べ!フェニックス』(66年)、『特攻大作戦』(67年)、『女の香り』(67年)、『甘い抱擁』(68年)、『傷だらけの挽歌』(71年)、『北国の帝王』(73年)、『ロンゲスト・ヤード』(74年)など展開の読めない、時代を先取りした傑作を多数発表。83年没。遺作は闘う女たち『カリフォルニア・ドールズ』(81年)。
「第40回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」
【会期】2018年9月8日(土)~22日(土) ※月曜休館
【会場】国立映画アーカイブ(旧 東京国立近代美術館フィルムセンター)
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Images courtesy of Park Circus/Warner Bros.