バス
監督:小松隆志
レンタル可能
作品解説
企画の段階から"路線バスの運転手を主人公にした映画を撮りたい"という監督の構想があり、その後14回ものシナリオ書き直しを経て製作。ロケ地・戸隠村の協力を得て、小松監督独特のファイティング・スピリットとノスタルジーの入り混じった語り口で、人間の復権を描いた土着的異色SF作品。
スタッフは、小松監督が所属していた専修大学映研メンバーと、『はいかぶり姫物語』のスタッフを中心に、若手映画人が集結。また、斎藤久志監督や、冒険家のC.W.ニコル氏が友情出演しているのも見逃せない。
ストーリー
どこか知らぬ異世界の"村"。その村には、5つの掟があり、その掟を破ると罰せられる。"ベンガルの虎"の異名を持つバスの運転手は、仲間2人と共に村からの脱走を試みるが、5度も失敗。"都市"のコンピューターの命令により、罰として記憶を消されてしまう。その後、村はどんどん"都市"のコンピューターに支配されていき、記憶を失ったバスの運転手は、恋人に見守られながら、穏やかに生活を続けていた。そんな中、あるゲリラ集団がコンピューター支配の崩壊を目論んでいたのだった……。
監督
小松隆志
1962年長野県生まれ。
中学生の時、プロレスラーを志すが挫折。その後小説家を目指すが、そんな時、「映画は総合格闘技だ」と気づき、8ミリ映画を製作し始める。上京後、専修大学に入学し映画研究会に入会。2年のころから短編をつくりだし、4年の時にそれまでのある種の集大成として『いそげブライアン』を製作。PFFでの入選を果たした。そして、『バス』に至る。
- 1987年/80分/カラー/16mm 英題:BUS
- 監督・脚本・編集:小松隆志
- 製作:ぴあ/六文銭プロダクション
- 企画製作:西村 隆
- プロデューサー:鈴木 豊/蟇田忠雄
- 撮影・照明:藤井良久
- 録音:本田 敦
- 美術:村越壮希
- 音楽:高木 潔
- 製作担当:笠井健夫
- 監督助手:竹内敬明/今井利行/菊地規悦
- 撮影助手:倉田憲一/秋葉千鶴
- 照明助手:鈴木昭彦
- 録音助手:岩佐 琢
- 編集助手:福田千賀子
- ネガ編集:遠山千秋
- 記録:松葉勢津子/田島 愛
- メイク:風間志織
- 衣裳:鈴木剛彦/勝島守彦
- スチール:正岡秀樹
- 美術助手:坂田正彦/代情明彦
- 持道具:山野井克己/阿部裕之/千葉 潔/馬場孝宗
- 炊事担当:金山真夫/柚木理恵/小幡みゆき/佐藤幸子/伝田重美/松本まゆみ/宮沢陽子
- 製作助手:春山裕史/徳武 哲/臼田 徹/三井直記/芳井 修
- 協力:塚田健一郎/辻田善雄/谷合浩樹/山名達之/橋本哲志/上林 拓/室野明彦/大矢直樹/春日健司/渡辺典幸/吉村光浩/中山直樹/福島 修/遠山広樹/高山臣和/松瀬孝一/石井 勲/古沢敏文/清野俊博/宮崎善之(松本中劇)/田中哲郎(信越放送)/武田 徹(信越放送)/轟 一太(信越放送)/上倉正生(カントリーリビング)/岡野和夫(長野市民劇場)/水上憲宗(越水ロッジ)/越水ロッジ/信越放送/長野シネマクラブ/専修大学映画研究同好会/鍋島編集室/JKS編集室/福島音響/日本映機
- 撮影協力:戸隠村役場/専修大学
- 製作協力:IMAGICA/コダック・ナガセ/小布施堂文化事業部
- 出演:伊藤裕康/安藤恭一/小松秀彦/黒岩智子/村越壮希/臼田 徹/山野井克巳/大須賀兼男/鈴木剛彦/原山健一/徳武 進/西沢知能/村田武文/石川 節/C.W.ニコル/斎藤久志/和田久信/和田安子/北川 智/小口詩子/山本 洋/武田 徹/戸隠村役場の皆さん/戸隠村小学校の皆さん/戸隠村の皆さん/長野シネマクラブの皆さん/専修大学映画研究同好会の皆さん
海外映画祭
1987年 | トリノ国際映画祭 | イタリア |
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1987年 | ロンドン映画祭 | イギリス |
1988年 | ニューシネマ・ジャパン映画祭 | ニュージーランド |
1996年 | 香港アートセンター | 香港 |
劇場公開
- 1988年:4月18日~5月8日・東京・新宿THEATER/TOPS
レンタル可能作品
料金:50,000円(税別) 貸出フォーマット:16ミリ