自転車吐息
監督:園 子温
レンタル可能
作品解説
PFFに入選した8ミリ作品『俺は園子温だ!!』『男の花道』と、テーマ的に繋がっている作品。"俺は園子温だ!"をスタートに、"俺は園子温か?"を経て、再び"俺は園子温だ!"へと回帰する。"スタートもゴールもなく、ただ今の走っている俺を見てくれ"というメッセージが強烈な伝説的疾走青春映画。
ストーリー
友人たちが出て行ってしまった田舎町で、3年目の浪人生活を続ける北 史郎と友人の圭太。史郎は元旦の誕生日の直前、20歳が終わろうとする年の暮れに、さえない毎日を送る自分が嫌になり、圭太を誘って町を出る決心をする。そして圭太の気持ちをかきたてるために、高校時代に友人と製作し未完成に終わった映画『一塁』の続きを撮影することを提案するのだが……。
監督
園 子温
1961年愛知県生まれ。
17歳で詩人デビュー。「ユリイカ」「現代詩手帳」に続々と詩が掲載され、"ジーパンをはいた朔太郎"と称される。その後、法政大学に入学。以降、8ミリ映画を撮り続ける。1986年『俺は園子温だ!!』、1987年『男の花道』がPFFに入選。そして、『自転車吐息』に至る。
DVD
ぴあ/アンカーズプロダクション製作
2001年10月26日DVD発売『自転車吐息』(廃版)
- 1989年/93分/カラー/16mm 英題:BICYCLE SIGHS
- 監督:園 子温
- 脚本:園 子温/斎藤久志
- 製作:PFF/武田浩二
- プロデューサー:西村 隆/鈴木ゆたか
- 撮影:北沢弘之
- 照明:清野俊博
- 録音:北原慶昭/岩佐 琢
- 編集:石原 肇
- 助監督:斎藤久志/竹内敬明
- 撮影助手:村埜茂樹
- 照明助手:田部谷正俊
- 録音助手:真道正樹/東 誠
- 音楽:ボボ・ラヴジル(請井 進/会津わたる/山ちゃん)エンディングテーマ 「バラが咲いた」ザ グレイト リッチーズ
- 記録:小口詩子
- 装飾・持道具:鈴木卓爾/小口詩子
- 編集助手:中村由美子
- ネガ編集:渡辺千鶴
- お手伝い:北村直子
- 撮影協力:学校法人 河合塾 豊橋校/中日新聞 西本新聞店/名古屋シネマテーク/文芸座しねぶてぃっく/安形医院
- 撮影・録音機材:ナック/NK特機
- フィルム:コダック・ナガセ
- 現像:IMAGICA
- 照明機材:ハイライト照明
- 録音スタジオ:日本映画学校
- 出演:園 子温/杉山正弘/河西宏美/山本浩子/山道亮介/高木陽子/園 いずみ/牧野 剛/園 音巳/井口 昇/成澤アキヨシ/平野勝之/袴田浩之(シネマヴァリエテ)/河合塾 豊橋校の皆さん/西本新聞店の皆さん
海外映画祭
1990年 | バンクーバー映画祭 | カナダ |
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1990年 | ヤング・ジャパニーズ・シネマ ヨーロッパツアー | イギリス、スウェーデン、オランダ |
1990年 | ニューヨーク・ジャパン・フェスティバル | アメリカ |
1991年 | サンダンスUSフィルム・フェスティバル | アメリカ |
1991年 | ベルリン国際映画祭 ヤングフォーラム部門 | ドイツ |
1991年 | シンガポール国際映画祭 | シンガポール |
1991年 | ヤング・ジャパニーズシネマ アメリカツアー | アメリカ |
1991年 | オルレアン国際映画祭 | フランス |
2009年 | 香港アジア映画祭 | 香港 |
劇場公開
- 1990年:5月12~6月15日・東京・中野武蔵野ホール
- 1991年:2月16日~24日・東京・中野武蔵野ホール
- 1993年:10月9日~29日・東京・中野武蔵野ホール
レンタル可能作品
料金:50,000円(税別) 貸出フォーマット:16ミリ