招待作品部門
はじまりの映画
~創るよろこび、観る驚き~
~創るよろこび、観る驚き~
映画が生まれておよそ130年。動く=記録する映像から、人を驚かせたい、物語りたいというフィクションづくりの情熱が世界中で溢れてくる、その歴史を21世紀に生まれた新しい映画作家たちに伝えたい。PFFの新たな企画シリーズが始まります。
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9月12日(木)14:00~/
9月13日(金)14:00~ チケットを購入する
≪映画のはじまり 傑作選≫
20世紀初頭、リュミエール兄弟のシネマトグラフが映した記録映像や手づくり感満載の娯楽映画などの傑作短編集。映画の黎明期に活躍した9人のつくり手による驚きとユーモア溢れる46分!
1985~1908年/白黒・パートカラー/計46分
Views Lumiere ビューズリュミエール
1895年~1900年/10分
- コルドリエ広場 監督:ルイ・リュミエール
- アウグスト橋 監督:不明
- 港を離れる小舟 監督:ルイ・リュミエール
- 海水浴 監督:ルイ・リュミエール
- 小エビを捕る子供たち 監督:アレクサンドル・プロミオ
- ラ・シオタ駅への列車の到着 監督:ルイ・リュミエール
- 船の積み下ろし 監督:アレクサンドル・プロミオ
- 船の進水式 監督:ルイ・リュミエール
- ピラミッド 監督:アレクサンドル・プロミオ
- 山中の一列に並んだ人々 監督:不明
- エッフェル塔のエレベーターのパノラマ 監督:不明
- 船から撮影された大運河のパノラマ 監督:アレクサンドル・プロミオ
- ナモ村落:駕籠から撮影されたパノラマ 監督:ガブリエル・ヴェール
イタリア旅行 ナポリからヴェスヴィオ山まで
1904年/4分
監督:カミーユ・ルグラン
監督:カミーユ・ルグラン
ノマド(ジプシーの生活)
1908年/3分
監督:不明
監督:不明
ローバーによる救出
1905年/7分
監督:ルウィン・フィッツハモン
監督:ルウィン・フィッツハモン
小さなジュール・ヴェルヌ
1907年/6分
監督:ガストン・ヴェル
監督:ガストン・ヴェル
ガリバー旅行記
1902年/4分
監督:ジョルジュ・メリエス
監督:ジョルジュ・メリエス
春の妖精
1902-1906年/4分
監督:フェルディナン・ゼッカ、セグンド・デ・ショモン
監督:フェルディナン・ゼッカ、セグンド・デ・ショモン
モータリスト?
1906年/3分
監督:ロバート・W・ポール、ワルター・R・ ブース
監督:ロバート・W・ポール、ワルター・R・ ブース
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9月13日(金)16:00~/
9月19日(木)16:00~ チケットを購入する
『アエリータ』
1924年/ソ連/白黒/84分/35mm/サイレント
監督・脚本:ヤーコフ・プロタザーノフ
原作・脚本:アレクセイ・トルストイ
出演:ユーリア・ソーンツェワ、ニコライ・ツェレテリ、ワレンチナ・クインジ
監督・脚本:ヤーコフ・プロタザーノフ
原作・脚本:アレクセイ・トルストイ
出演:ユーリア・ソーンツェワ、ニコライ・ツェレテリ、ワレンチナ・クインジ
火星で爆発する愛と革命とアヴァンギャルド
浮気を疑い、妻を殺してしまう無線技師ローシ。建設中の宇宙船で火星に逃げ、憧れの火星の女王アエリータと恋に落ちるが、同行した赤軍兵士が火星に革命を起こす。ロシア・アヴァンギャルド美術による火星のイメージは『メトロポリス』の先駆をなす。
歴史的名作2作品同時上映
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9月13日(金)19:00~/
9月19日(木)13:30~ チケットを購入する
『チェス狂』
1925年/ソ連/白黒/20分/35mm/サイレント
監督:フセヴォロド・プドフキン、ニコライ・シピコフスキー
脚本:ニコライ・シピコフスキー 撮影:アナトーリー・ゴロヴニャ
出演:ウラジーミル・フォーゲリ、アンナ・ゼムツォワ、セルゲイ・コマロフ、ホセ・ラウル・カパブランカ
監督:フセヴォロド・プドフキン、ニコライ・シピコフスキー
脚本:ニコライ・シピコフスキー 撮影:アナトーリー・ゴロヴニャ
出演:ウラジーミル・フォーゲリ、アンナ・ゼムツォワ、セルゲイ・コマロフ、ホセ・ラウル・カパブランカ
全員、チェス中毒!風刺が冴える喜劇短編
主人公の青年はチェスに熱中しすぎて、婚約者とのデート中も裏の空。怒った婚約者は祖父に相談するが、祖父もチェス中毒。嘆いて薬屋で毒薬を求めれば、薬剤師もチェス中毒。やがて街で国際チェス・トーナメントが始まり...。
『戦艦ポチョムキン』
ショスタコーヴィッチ版:1925年製作/1976年公開/ソ連/白黒/73分/35mm
監督:セルゲイ・M・エイゼンシュタイン
撮影:エドゥアルド・ティッセ
出演:アレクサンドル・アントノフ、ウラジーミル・バルスキー
監督:セルゲイ・M・エイゼンシュタイン
撮影:エドゥアルド・ティッセ
出演:アレクサンドル・アントノフ、ウラジーミル・バルスキー
モンタージュ技法を駆使した不滅の傑作
1905年に起きた水兵たちの反乱と、それに呼応したオデッサ市民の虐殺を描く。編集や音楽の異なる3つのバージョンが存在するが、今回は映画史家ナウム・クレイマンが顧問となり、世界各国から集めたプリントから復元したオリジナルに近い「完全版」に、ショスタコーヴィッチの既存の交響曲を付けた「「ショスタコーヴィッチ版」を上映する。