最終審査員

入選作品の中から、グランプリなど3賞5作品を選ぶ最終審査員の方々をご紹介します。
※敬称略。五十音順

  • 映画監督・俳優

    大森立嗣

    Tatsushi Omori

    1970年生まれ、東京都出身。2001年、プロデュースと出演を兼ねた奥原浩志監督作『波』が第31回ロッテルダム国際映画祭最優秀アジア映画賞"NETPAC AWARD"を受賞。その後、荒戸源次郎監督に師事し、『赤目四十八瀧心中未遂』(03年)の参加を経て、05年『ゲルマニウムの夜』で監督デビュー。『さよなら渓谷』(13年)で、第35回モスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞。近年の主な監督作品に『光』(17年)、『日日是好日』(18年)、『母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。』『タロウのバカ』(19年)など。『MOTHER マザー』が現在公開中。最新作『星の子』は10月9日より公開。

  • 俳優・映画監督

    齊藤 工

    Takumi Saitoh

    1981年生まれ、東京都出身。01年に俳優デビュー。近年の主な出演作に『MANRIKI』(企画、プロデュース、主演/19年)、『ヲタクに恋は難しい』『8日で死んだ怪獣の12日の物語』『糸』『孤独な19時』(20年)など多数。公開待機作に『シン・ウルトラマン』(主演/21年)がある。齊藤 工名義でFILMMAKERとしても活躍し、初長編監督作『blank13』(18年)では国内外の映画祭で8冠を獲得。企画・原案・脚本・撮影・写真・声・監督を務めた『COMPLY+-ANCE』(20年)が第23回上海国際映画祭(SIFF)インターナショナル・パノラマ部門に正式招待。監督作『ゾッキ』が21年公開予定。劇場体験が難しい地域の子供たちに映画を届ける移動映画館「cinēma bird」を主催するなど活動は多岐にわたる。

  • プロデューサー

    樋口泰人

    Yasuhito Higuchi

    1957年生まれ、山梨県出身。ビデオ、単行本、CDなどを製作・発売するレーベル「boid」を98年に設立。2008年より総合プロデュースを手掛ける「爆音映画祭」を全国で展開中。20年、より小さな動きと声を伝える新レーベル「Voice Of Ghost」を立ち上げた。著書に『映画は爆音でささやく』(boid/10年)、『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』(青土社/99年)など。近年の主な配給作品に『遊星からの物体X』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン•ザ・ウェスト』がある。『VIDEOPHOBIA』(宮崎大祐監督)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(瀬田なつき監督)の公開を控えている。

  • 画家

    平松 麻

    Asa Hiramatsu

    1982年生まれ、東京都出身。油彩画を主として展覧会での作品発表を軸に活動する。自身の体内に実在する景色を絵画にし、「雲」をモチーフに据えた心象風景を描く。現在、朝日新聞夕刊連載小説、柴田元幸新訳「ガリバー旅行記」の挿絵を担当中。村上春樹・アンデルセン文学賞受賞の講演テキスト(「MONKEY vol.11」SWITCH PUBLISHING/17年)、穂村弘・書籍(「きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記」河出書房新社/17年)、三品輝起・書籍(「雑貨の終わり」新潮社/20年)など挿画も手掛ける。マッチ箱に絵を描くシリーズ「Things Once Mine かつてここにいたもの」も発表中。

  • 映画監督

    古厩智之

    Tomoyuki Furumaya

    1968年生まれ、長野県出身。『灼熱のドッジボール』(92年)がPFFアワード1992でグランプリを受賞し、第8回PFFスカラシップ作品『この窓は君のもの』(95年)で長編デビュー。同作で第35回日本映画監督協会新人賞を獲得。『ロボコン』(03年)で日本アカデミー賞脚本賞にノミネートされ、続く『さよならみどりちゃん』(05年)では仏ナント三大陸映画祭主演女優賞&準グランプリを受賞。主な作品に『ホームレス中学生』(08年)、『武士道シックスティーン』(10年)、『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(13年)など。最新作『のぼる小寺さん』が公開中。