第41回ぴあフィルムフェスティバル
会期/2019年9月7日(土)~21日(土) *月曜休館 会場/国立映画アーカイブ

最新情報

「第41回ぴあフィルムフェスティバル」コンペティション部門「PFFアワード2019」入選作品発表!

約4か月に及ぶ審査を経て決定した、「PFFアワード2019」の入選作品を発表します。

入選作品は、9月7日(土)から国立映画アーカイブで開催する「第41回ぴあフィルムフェスティバル」で各作品2回ずつ上映され、9月20日(金)に行われる表彰式にて、最終審査員らにより各賞が発表されます。


■第41回ぴあフィルムフェスティバル コンペティション部門「PFFアワード2019」入選発表にあたって

ぴあフィルムフェスティバル ディレクター
荒木啓子


「PFFアワード2019」へのご応募、ありがとうございます。
4か月を要している入選決定までの時間を短縮できないか、毎年試行錯誤を繰り返しておりますが<映画の時間は短縮できない>という現実に、本日の発表と至りましたことをご了解ください。

入選作品は、16名のセレクションメンバー全員での2日間に渡る最終討議を反芻しながら、論議の高まった作品を見直し決定します。
今回上映となる18作品は、これから公式サイトや映画祭チラシなど、さまざまにご紹介して参りますが、その他の話題作について、ここで作品名の50音順にお伝えしたいと思います。

ほぼ完ぺきなストーリーテリングと、日本のおじさんのかつてない描写に驚嘆した『あとさんねん』、登場人物たちのアップがとてもいい顔で、つくり手の優しさが伝わる『天の火』、ローラースケート、ペンダント、室内装飾、など美術面で特に支持の高かった『おやしらず』、オープニングシーンから魅了されるペルーの高地に暮らすある家族を誠実に追う『Supa Layme』、映画的時間と空間がいつのまにか生じ、ふんわりと別世界に連れていかれる『たゆたいは流木と』、意表を突く設定と説得力に強い支持者の出た『チャンピオン』、<ハーフ>という呼称について切実かつ冷静な作話の『WHOLE』、映画の基本、とも言えるSFに果敢に挑戦しエンターテインメントする『宮田バスターズ(株)』、作中<第一部>の圧倒的に忘れ難いイマジネーションが特に熱く語られた『(MEMO)ries』、社会問題をがっちりと正面から物語に構築する『養子縁組殺人事件』、ひとりで何もかもやり遂げるパワーに湧いた『歴史から消えた小野小町』、独自の語り口と表現で、後半どんどんスリリングになる驚きの『ロストベイベーロスト』らは、まさに僅差でした。

映画・映像の学校に在籍し映画を撮る、あるいは卒業後、働きながら仲間たちと映画を撮る、ということが圧倒的な映画制作環境になってきたことが応募作から伝わります。<自主>や<商業>の定義も、映画を取り巻く環境の変化とあわせ、PFFの始まった1970年代には予想もできない困難さです。
そんな時代だからこそ「自分の映画を追い続ける映画」に特に力が宿るのではないか、と「映画」についての考察も活発に語られる本年の審査会議でした。

そして、皆様からご応募いただきました495作品に刺激されることで生まれる映画祭の<招待作品部門>も、まもなくプログラムが完成します。

「第41回ぴあフィルムフェスティバル」会期は、9月7日(土)~21日(土)。以下の「PFFアワード2019」入選作品はじめ、およそ40プログラムを展開する計画です。どうぞご期待ください。

改めまして、「PFFアワード2019」へのご応募、ありがとうございました。
皆様のゼロから映画を生む情熱と真摯さに一同深い敬意を捧げます。


■「PFFアワード2019」入選作品
*作品名50音順。上映時間、年齢、職業(学校名)は応募時のものです。

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『アボカドの固さ』96分

監督:城 真也
(25歳/東京都出身/会社員)

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『雨のやむとき』28分

監督:山口優衣
(22歳/千葉県出身/日本大学 藝術学部)

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『OLD DAYS』54分

監督:末松暢茂
(36歳/東京都出身/俳優)

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『おばけ』60分

監督:中尾広道
(39歳/大阪府出身/派遣社員)

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『温泉旅行記(霧島・黒川・嬉野)』24分

監督:佐藤奏太
(27歳/新潟県出身/会社員)

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『きえてたまるか』29分

監督:清水啓吾
(23歳/島根県出身/大阪大学 基礎工学部)

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『くじらの湯』7分

監督:キヤマミズキ
(26歳/大阪府出身/東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻)

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『散歩する植物』35分

監督:金子由里奈
(23歳/東京都出身/立命館大学 映画部)

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『自転車は秋の底』34分

監督:逵 真平
(27歳/東京都出身/フリーランス)

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『スーパーミキンコリニスタ』101分

監督:草場尚也
(27歳/長崎県出身/会社員)

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『そんなこと考えるの馬鹿』45分

監督:田村将章
(23歳/滋賀県出身/立命館大学 映像学部)

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『東京少女』8分

監督:橋本根大
(24歳/群馬県出身/東京ビジュアルアーツ)

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『何度でも忘れよう』10分

監督:しばたたかひろ
(26歳/愛知県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻)

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『泥濘む』25分

監督:加藤紗希
(29歳/愛知県出身/振付師・俳優)

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『ビューティフル、グッバイ』113分

監督:今村瑛一
(31歳/愛知県出身/自営業)

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『フォルナーリャの聖泉』26分

監督:桑山 篤
(32歳/福岡県出身/自営業)

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『めぐみ』34分

監督:道岡円香
(21歳/広島県出身/早稲田大学 人間科学部)

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『ワンダラー』31分

監督:小林瑛美
(26歳/東京都出身/映画美学校 フィクションコース)


■1次審査通過作品
※作品名50音順。

『朝の夢』(監督:池添 俊)
『あとさんねん』(監督:Collantes Pedro)
『天の火』(監督:窪瀬 環)
『VR笹口』(監督:笹口騒音)
『おやしらず』(監督:河崎 晶)
『おろかもの』(監督:芳賀 俊、鈴木 祥)
『感覚』(監督:立脇実季)
『暗い緑の陽』(監督:青石太郎)
『執筆生活』(監督:鈴木太久弥)
『Supa Layme』(監督:藤川史人)
『たゆたいは流木と』(監督:稲川悟史)
『ちかくて、とおい』(監督:登り山智志)
『チャンピオン』(監督:川田真理)
『どクソほくそ笑んでんじゃん』(監督:倉田快晴)
『中村屋酒店の兄弟』(監督:白磯大知)
『夏のあしあと』(監督:小川大智)
『nameless』(監督:宮原拓也)
『花と露』(監督:高橋幸大)
『防音』(監督:山西竜矢)
『ホーミング』(監督:中村圭吾)
『WHOLE』(監督:川添ビイラル)
『murmur』(監督:井手内 創、内山拓也)
『Motherhood』(監督:萬野達郎)
『まばたきは水の中』(監督:金井久成)
『緑の雪』(監督:古川原壮志)
『宮田バスターズ(株)』(監督:坂田敦哉)
『(MEMO)ries』(監督:立川憲一朗)
『養子縁組殺人事件』(監督:吉岡 資)
『夜になった雪のはなし』(監督:幸 洋子)
『歴史から消えた小野小町』(監督:大野キャンディス真奈)
『ロストベイベーロスト』(監督:柘植勇人)
『若い二人』(監督:藤谷 東)


■「PFFアワード2019」セレクション・メンバー
*敬称略。50音順。

荒木啓子(PFFディレクター)
五十嵐耕平(映画監督)
井戸沼紀美(上映イベント企画者)
江村克樹(PFFスタッフ)
尾形友利亜(映像製作会社社員)
小原 治(映画館スタッフ)
上條葉月(映画館スタッフ/字幕制作者)
木村奈緒(フリーライター)
佐藤美代(アニメーション作家)
杉浦真衣(書店員)
長井 龍(レコード会社社員)
中山雄介(PFFスタッフ)
新谷和輝(ラテンアメリカ映画研究者)
原 武史(レンタルビデオ店スタッフ)
安川有果(映画監督)
渡邉一孝(映画プロデューサー)


■入選作品/応募作品データ

<入選作品データ>
【入選数】18本
【年齢】平均:27.1歳 最年少:21歳 最年長:39歳
【男女比】男性(12本):66.7% 女性(6本):33.3%
【上映時間】平均:42.2分 最短:7分 最長:113分

<応募全体データ>
【応募数】495本
【年齢】平均:29.7歳 最年少:13歳 最年長:70歳
【男女比】男性(380本):76.8% 女性(115本):23.2%
【上映時間】平均:36.8分 最短:1分 最長:190分


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